VBAC

VBACについて質問です
2006年9月緊急帝王切開しました。
現在19週なのですが、今回も、帝王切開になると考えていたのですがVBACという選択肢もあるということを、知り、VBACできる病院に転院しようか、悩むようになりました。いろいろ、調べると、前回の帝王切開から、あまり期間があいていないとVBACできないことがあると、あったのですが、具体的に前回の帝王切開から、次の出産まで、どのくらいの期間あいていればVBACの適応なのでしょうか?
あと、VBACとは関係ないのですが、前回の妊娠がHELLP症候群になり緊急帝王切開になったのですが、妊娠中、経過は問題なく、39週に急に肝機能が悪化しました。入院時は、3けたの肝機能で、血小板は問題なかったので、様子を見ていたのですが、12時間後に再採血したら、血小板が3万と言われ、HELLP症候群と診断され緊急帝王切開になりました。
担当医師に、原因は分からないといわれたのですが、もしかすると、36週から飲み続けていた鉄剤の影響でHELLP症候群になったのかもしれないと言われ、鉄剤を飲まなければ、HELLP症候群にならなかったのかずっと気になっていました。長くなりましたが、鉄剤による肝機能障害はあるのかも教えていただきたいです。

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回答 たまごママネット医師団
前回の出産(帝王切開術:帝切)から1年以上経っていますので、条件がそろえばVBACは不可能ではないでしょう。確かにVBACに成功すれば多くの産婦さんは大きな満足感や達成感を感じられるようです。
 しかしVBACにはわずかながら子宮破裂の危険があり、実際にそれが起こった場合に24時間・365日(今年は366日)、ただちに緊急手術が可能なマンパワーを備えている病院はそう多くはありません。
さらにただちに手術を行っても児を救命できなかったり重い障害が残ったりする場合もあります。

子宮の損傷がひどければ摘出せざるをえない場合もあります。もちろん繰り返し帝切を行うことにもまったく危険がないとはいえませんが、多くの産婦人科医師はVBACよりも反復帝切の方が安全だろうと考えています。
もしVBACを扱っている病院で出産されるにしても、それなりの覚悟で臨まれた方がよいでしょう。

またHELLP症候群と鉄剤とは無関係です。もし今回妊娠中にも鉄欠乏性貧血がみられたら、きちんと服薬された方がよいでしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.1.11


VBACの可否についてご意見をお聞かせ下さい。前回が正期産の帝王切開でないと、子宮破裂のリスクが余計に高まるのでしょうか?
2004年3月に一人目を帝王切開、現在二人目を妊娠中で33週です。
二人目も帝王切開でほぼ決まっているのですが、ご意見を伺いたく相談します。
一人目の時、張りが治まらず子宮口が開き気味とのことで、19週で子宮頚管縫縮術を受けましたが、抜糸前の35週で破水し、微弱陣痛で子宮口が開かず、32時間後に帝王切開となりました。
前回は個人病院でしたが、今回は総合病院に通っています。
今回は、子宮頚管縫縮術をした方が良いのではと勧められましたが、手術はせず、子宮頚管はやや短め(32週で3cm)、子宮口も開き気味であるものの、張り止めを服用して入院もせずにきています。
分娩方法については、VBACが可能かどうか相談したところ、前回が正期産の帝王切開でない場合は、子宮が伸びきっていない状態で切開しているため子宮が破裂しやすいので、全て帝王切開の方針にするといわれました。
やはり、前回が正期産の帝王切開でないと、子宮破裂のリスクが余計に高まるのでしょうか?前回の病院では手術後「下から産めるようにしてあるから」といわれ、そのことは初めて聞きました。また、VBACの可否についてご意見をお聞かせ下さい。

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回答  たまごママネット医師団
VBACの可否についてですが、前回が35週というと、確かに早産ですが、さほど問題にならないように思います。帝王切開された医師の『次は下から産めるように』と言う言葉から、おそらく子宮頚部横切開をされているのではないかと拝察致します。この場合の経腟分娩の子宮破裂のリスクは子宮筋層の現在(できれば37週時)の厚みと、陣痛発来後の状態によりますが、不可能ではないような印象を受けます。陣痛発来後、陣痛により、子宮口に圧がかかり、赤ちゃんの頭を下げるように力がかかってくれれば、経腟分娩も可能かと思います。これが、産道に圧がかからず、うまくお産がすすまないようでしたら、前回の切開部に圧がかかり、子宮破裂のリスクとなります。
このように注意深く見させて頂いているためか、私の勤務する産院でのVBAC成功率は今のところ100%です。
もちろんごくわずかですが、適応とならない方もあります。
VBACでなくても子宮誘発剤の乱用で子宮破裂を起こすこともあります。また、赤ちゃんの抱えている事情によってはVBACであろうとなかろうと帝王切開が必要なこともあります。
アメリカでのレポートでは、子宮破裂の発症は、VBACと、そうでない場合とで明らかな優位差はないとも言われています。
しかし日本ではいまでも反復帝王切開が主流で、根元には医療訴訟の多さゆえ、産科医の保身がそうさせてしまっているように感じます。またVBACのみかたが分からない、教わってもいない医師もあるかも知れません。
生物学的に一番ベストは、いつでも緊急帝王切開が出来る準備をしながら、経腟でお産に臨むことかも知れません。
よいお産をされるとよいですね。07.2.21

VBACをしたいのですが
2001年初夏に胎児心拍低下(陣痛誘発中心音が2回だけがくっと下がった)&子宮口の開きが悪かった為(促進剤を使ってわずか数時間でしたが)大事をとって急遽帝王切開となりました。
急遽手術の準備が出きない設備の病院にいた為、こういった出産法になり、もし応急処置ができる病院にいたらもっと様子をみて自然に産めたかもしれないと思うと残念でしかたがありません。でも子どもが無事元気に生まれてきてくれたこと、これほどの贅沢な出産はないと思っています。子どもは可能であれば3・4人は欲しいのでできればなんとしても二人目を自然分娩で産みたい!と思っています。そこでVBACや癒着・傷跡等について何点か教えて頂きたいのですが・・
1)お腹の皮膚は縦切りなのですがそこをつねってみると傷部分が伸びないのです。切っていない部分はつねるともっこりと上  にあがるのですが、これって癒着していることなのでしょうか?その他、癒着しているかどうかを知る方法はありますか?  たまにお腹(子宮辺り?)がきゅんとすることがあるのですがこれは癒着と関係しているのでしょうか?
2)子宮又はお腹の皮膚が他の臓器と癒着してる場合VBACの確立は低くなるのでしょうか?お腹が大きくなるにつれて何かマ  イナスにつながることはあるのでしょうか?また反腹帝王切開の手術になった場合、癒着がひどいと手術が困難になって3  ・4度目と出産するのが無理になってしまのうでしょうか?
3)VBACに挑戦する為、ジムへ通いたいと思っていますがスポーツや腹筋をしたりすると効果ありまか?
  逆に子宮が破裂する確立が高くなったりするのでしょうか?また何かVBACにつながる良い方法がありましたら教えていた  だきたいです。又、運動すると子宮口が硬くなると聞きましたが事実でしょうか?
4)胎児心音低下・子宮口3cmの理由で急遽帝王になった場合次回の妊娠で帝王切開になる確率はどれくらいですか?
できれば最善の体制で後悔のないように次の妊娠・出産にはげみたいと思っています。
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回答  たまごママネット医師団
1)瘢痕は伸縮性が殆どないので、「伸びない」のは当然だと思います。癒着とは無関係です。癒着の有無は開腹しない限り分か りません。「おなかがきゅんとする」感じは癒着と無関係とは言い切れませんが、それだけでは何とも言えないと思います。
2)VBACの可否と癒着の有無は無関係です。反復帝王切開は、癒着がひどいと困難さも生じることがありますが、あまり問題 にならないと思います。
 それよりも、帝王切開の回数が増すと、子宮切開部がさらに薄く脆弱になるため、次回の妊娠で子宮破裂の危険性が大きくな るでしょう。帝王切開は3回までにした方が無難です。
3)ジムでのスポーツや腹筋をすることと、VBACの可能性、危険性、あるいは子宮口の硬さなどとは無関係です。
4)あなたの場合、VBACは非常に難しく、危険だとも思います。私なら100%反復帝王切開を勧めます。どうしてもVBAC に挑戦したいのなら、改めて御連絡下さい。
 
それにしても、そこまでVBACにこだわる必要があるのですか?元気な赤ちゃんを無事に出産されることの方が優先項目ではないのですか?   03.01.31 岡先生  オカ・レディース・クリニック
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VBACについて質問させて頂いた者です。
お返事を頂きましてありがとうございました。とても感謝しております。
 岡先生のおっしゃるように元気に子供が産まれてくることが何よりもの一番の願いです。帝王切開・VBAC共に立派なお産だと思っています。ただ前回の出産みたいに知識のないままのお産にはしたくないと思っています。両方の知識を持ち、お産に向けて後悔のないよう、出来る限りの努力をしたいと思っています。
そしてやはりVBAC出来るのであれば挑戦して自然で産めたらなと思っています。
反腹帝王切開でも母子共に危険性があること、帝王切開だと3人までしか産めないこと、子宮はあまり切ったりしない方が身体にも良いとのことを聞いたりしていますので自然で産んだ方がいいのかなと思っていました。VBACに向けての努力をした上での帝王切開になったらきっと何も努力しないよりは悔いが全く残らないと思っています。もちろん子どもが元気に生まれてくることが最優先です。
 ところで岡先生に質問させて頂きたいのですが私の場合、(以前の出産が胎児心音低下と子宮口が3CMになった)どうしてVBACだと危険で100%帝王切開をお薦めするのでしょうか?子宮口が2CMだった為、ラミナリアをいれて24時間後には4cm、陣痛促進剤(40から80まで)をつけて4時間半後にはまだ子宮口の開き具合の変化なく、その間に心音が2回だけがくっと下がりました(すぐに上がりましたが私が身体を動かしたり子供があくびしたからでは?と周りには言われています)医師の判断、羊水が濁っているか臍の緒が巻いてるかも知れない為大事をとって帝王切開。結果的には何の問題もなく下からでも産めただろうと言われました。子どももとても元気でした。やはり子宮口の開きが悪かったこと、胎児の心音低下したことが下からでは産めないということでしょうか?
 質問だらけでごめんなさい。どうぞ宜しくお願い致します。そしてありがとうございます!
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回答  たまごママネット医師団
 あなたの場合は、私ならやはり100%帝切を勧めます。但しそれは、VBACが100%無理だという意味ではないので、誤解しないでください。どうしてもトライされたいのなら、その条件に合う施設を探す必要があります。
 前回の帝王切開の適応は、基本的には難産であった、すなわち赤ちゃんが出にくかったことにあると思います。それから何年後に次の出産となるのかは分かりませんが、その時点で前回の状況に比べて出産が円滑となる、すなわち赤ちゃんがより出やすくなっている理由など何もないと思います。当然その間あなたの年齢は増しています。骨盤の支持組織などの伸縮性はさらに悪くなっているはずです。子宮口についても、数年前に比べて開きやすくなっているとは考えられません。ということで、VBACは基本的に困難であり、危険であるとも思います。
 VBACのよい適応というのは、前回の帝切の適応が、単に骨盤位(さかご)であっただけというものだと思います。
 私も以前、特に勤務医の時代は、しばしばVBACを勧めていました。現在のクリニックを開院して5年間の間でも、VBACは3例あります。しかし現在は一切行っておりません。やはり、VBACを試みるには、必ず条件があることを十分に御理解下さい。
 
 VBACを行う最低の条件は、緊急帝切が必要となった場合に、少なくとも30分以内に手術が開始できることだと思います。子宮破裂など滅多にあるものではありませんが(私も経験がありません)、それを発症すると胎児は100%死亡します。すなわち、子宮破裂というものは起こったが最後で、起こりそうになる前に厳密な監視の元それを予知しないといけません。子宮破裂が起こってからではなく、子宮破裂が起こりそうになった時に、緊急の帝王切開が安全に出来るようでないと困ります。そのためには相当な人的、および設備の面でも体勢が必要です。
 さらには、産科医の「この症例は大丈夫、この症例は難しい。」と判断できるだけの経験と臨床的センスが重要だと思います。
 私自身の産科医療の基本的ポリシーは「決して無理をしない」という一言に尽きます。陣痛促進剤は、2つの例外を除いて決して使いません。1つは予定日超過で42週になりそうな場合と、もう1つは破水後24時間を経過した場合です。使う陣痛促進剤も、点滴静注については、子宮口が全開して吸引すれば分娩できるかも、という状況でないと使いません。したがってVBACも最初から試みません。それでも帝切率は12%前後ですから、決して高くはありません。
 以上長々と私自身の個人的考えを述べてしまいましたが、「100%帝切を勧めます」という考えの背景を御理解頂きたいと思います。すなわち、あくまでも私自身の考えですので、最後はあなた自身が決めて下さい。


帝王切開の切開について教えてください
現在、まだ妊娠には至っておりませんが、私は、1999年の10月に一人目を予定帝王切開にて出産しました。(3178グラム)担当医には「胎児の回旋異常」と言われ、子どもがうまく下がってこなかったのが理由のようです。
しかしながら、予定日を2日過ぎた時点での決定だったので、いささか不安を覚えたのも事実です。
もう少し待っていたら、普通に産めたのでは?と言う思いも少なからずあり、この3年間の間、いろいろな思いに苦しめられてきました。
担当医を責めているのではなく、子ども元気に生まれてきたのですが、なかなか2人目を妊娠する気持ちにならなかった
のは事実です。
VBACについても、自分なりにですが、いろいろと情報を集めてみたりしております。
そこで、質問なのですが、子宮の切り方ですが、横だとVBAC可能だけど、縦だと不可と聞きますが、本当でしょうか?
また、私自身の傷についてはわからない状態ですが、超音波などで、調べる方法はあるのでしょうか?
前回の産院にカルテを請求しなければ、わからない事なのでしょうか?腹部表面の傷は縦ですが、前回の担当医はVBAC反対派だったので、子宮も縦に切られているのかと不安です。
妊娠しているわけではないのに、早合点な質問かもしれませんが、お答えいただけたら幸いです。
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回答  たまごママネット医師団
大変な思いをされましたね。
そのまま待っていればどうなったかは、今となってはわかりませんが、元気なお子さんが産まれたのであれば、とりあえずは良かったと思います。
こういう仕事をしていると、いろいろな理由で無事に産まれない方を診ることもあります。
本当に、どういう言葉をかければいいのかわかりません。
どんな形にしろ、無事に産まれてきて良かったですね。
さて、VBACについてですが、ほとんどの場合子宮は横に切っていると思います。
縦に切るのは、まだ未熟な赤ちゃんをそーっと出したい場合など、ごく限られたときしかありません。満期産の場合は横切りと考えて良いと思います。
また、通常は超音波で横か縦かを診断するのは困難です。
絶対にVBACはいけないとか、縦に切りましたとか、特別に言われていないのなら子宮は横切りと思って間違いないと思います。
ちなみに、当院ではVBACの成功率は60〜70%程度です。前回の帝切が予定帝切の場合には、もっと高確率で経腟分娩になっています。近くの病院で受け入れてくれるところを探してはいかがでしょうか。

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