感染

妊娠中のトキソプラズマの胎児への影響について教えてください。
7月にドイツで第2子を出産しました。私が妊娠初期にトキソプラズマに感染したという検査結果がでたため、その後抗生剤を服用し、羊水検査では羊水には感染していないとの診断でした。
生後まもなくから子どもに感染していないかを検査するため、いくつも検査を受けています。今のところ、血液検査や耳などには感染の疑いはないという報告を受けました。今日は目に障害が出てないかの検査を受けました。ドクターによると左目は問題ないが、右目は少しおかしなところがあるのでセカンドオピニオンを受けるように他の病院を紹介されました。
私の疑問は、
*羊水検査で羊水に感染していなくても、子どもに感染するのか?
*血液検査で問題なくても、目に障害がでるのか?
*仮に目に疑いがあった場合、どういう治療がされるのか?また今後どういう症状が起こりうるのか?
海外の病院ということもあり、言葉の問題も完全に理解できない部分もあり、かなり不安です。
周りにトキソプラズマに感染したという知り合いもいなく、わからないことばかりで・・・。
子どもは便秘がちということを除いては、見る限りでは元気に育っています。
回答  たまごママネット医師団
率直に申し上げて、あなたやお子様の検査結果をメールで伝え聞いただけの日本人医師(私)がお答えするよりも、実際に診察されたドイツ人医師から再度説明していただいた方が正確で信頼に値するでしょう。ドイツ語の堪能な現地の日本人、あるいは日本語の堪能なドイツ人に同席していただくか、それが無理ならドイツ語あるいは英語による文書で説明していただいて、あとで翻訳するなどされてはいかがでしょうか?

以下は一般論としてお読みください。
*羊水検査で羊水に感染していなくても、子どもに感染するのか?
実際に胎児がトキソプラズマに感染していても、羊水検査で陽性となったのは64%であったという報告もありますので、逆に言うと36%は「偽陰性」であったということになります。したがってそのような可能性はあるということになります。
*血液検査で問題なくても、目に障害がでるのか?
新生児の血液検査でトキソプラズマIgM抗体が陽性であれば胎内感染と診断できますが、トキソプラズマに感染していても出生時には25-50%がIgM抗体陰性であるといわれていますので、血液検査で陰性でも目の障害(網脈絡膜炎)がでる可能性がないとは言えません。

*仮に目に疑いがあった場合、どういう治療がされるのか?また今後どういう症状が起こりうるのか?
もしもトキソプラズマ感染による網脈絡膜炎と診断されたら、薬物療法(pyrimethamine/sulfadiazine)が考慮されます。先天性トキソプラズマ感染症では出生時には無症状であっても、将来に視力障害や精神発達遅滞をきたす可能性があります。
ただし妊娠初期に母体がトキソプラズマに初感染しても、胎児の感染率は10%前後かそれ以下であり、あなたの場合、予防的に抗生剤(スピラマイシン)が投与されていて、羊水検査や新生児の血液検査で陰性であったことなどから推測すると、お子様が感染されている確率はかなり低いだろうと考えます。しかし直接、担当医のご意見を伺うことがベストだと思います。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.9.4


レアな牛肉をたべてしまいトキソプラズマの感染が心配です。
今14週の妊婦です。初期の血液検査でトキソプラズマ抗体が陰性で、生肉を食べないようにと指示があったのですが、生肉について牛刺しやレバ刺しなど完全な生の肉と理解しており、昨日フランス料理でメインに出た和牛のレアなステーキをうっかり食べてしまいました?べ終わってから、中がピンク色でレアな状態でしたので感染したのではと不安になり質問させていただきました。
主治医へ連絡してもう一度検査をしてもらったほうがよいのでしょうか。また、感染していたとして潜伏期間などなくすぐに胎児へ影響が及んでしまうのでしょうか。
妊娠以前も昨日食したようなレアな牛肉は時々食べていました。よろしくお願いいたします。

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回答 たまごママネット医師団
 トキソプラズマは猫の糞便や生肉(主に豚、ときに牛や子羊も)中、さらに猫などの糞便に汚染された土壌や野菜などにも生息・付着しています。つまり至る所に感染源はあります。
しかし実際のところ、日本国内での先天性トキソプラズマ症の発症はきわめてまれです。
  手洗いや野菜類・包丁の洗浄など、レストランの衛生管理が行き届いていれば、たとえレアであっても加熱されたビーフステーキからトキソプラズマに感染するリスクは低いでしょう。
しかし今後はしっかりと加熱してから食べられた方が安心でしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 07.12.24

トキソプラズマの感染が心配です。
16週の二人目妊婦です。宜しくお願いします。
先週の金曜日(このときは15週)、娘が公園で遊んでいる最中から「何か臭い。」と訴えてたのですが、気づかずにその後もお出かけし、数時間後に猫の糞が娘の靴底にベッタリついてたことに気が付きました。靴を履かせようとして手に付き、気がつきました。
急いで石鹸で洗いましたが、気づいていない数時間中に飲んだり食べたりもしたし、猫の糞が妊娠中はよくないと聞いた覚えがあったので帰ってネットで調べているうちに「トキソプラズマ」に感染していたらどうしようと言う不安で一杯になってしまいました。
そりあえずかかりつけの病院へ電話をしたら、「今の時点では何もできない。感染するとは限らないしきっと大丈夫ですよ。心配なら次回の検診で検査しましょう。」と言われました。
糞を触って1週間ほど経ちましたが、触って5日目頃から風邪のような症状が出ていて「トキソラズマの症状では?」と心配しています。このまま不安を抱えてるのは辛いです。
初期の検査で「トキソプラズマ抗体 16未満」
3年前まで10年ほど猫を実家で飼っていました。宜しくお願いします。

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回答 たまごママネット医師団
心配なお気持ちはお察し致します。
 今回の糞は、ネコの糞であって犬などではありませんね?また、ネコの糞だとしてそのネコが「トキソプラズマ」に感染いるかどうか、また感染していても、人に感染を起こす「オーシスト」というものを排出するような状態であったのかどうかや、排便後どれくらい経過したうんちだったのか(*)、さらにその「オーシスト」がはたしてあなたの口から侵入する可能性がどれくらいあったのかどうか、など何れも確定的な事実、証拠がありませんが、一般論で言うと、心配しすぎる必要はないと考えます。
 ただし、今回の妊娠初期の検査で、「トキソプラズマ抗体」が陰性であることは確定しているわけですから、念のため今後2回ほど、一定の間隔を置いて再検査されれば、感染の有無がはっきりすると思います。
かかりつけの病院で早めにご相談下さい。これらが陰性であれば安心できます。
 治療薬もあり、胎児への催奇形性などは心配のない薬ですが、現時点で予防的に薬を服用するのではなく、上記の検査を早めに受けて頂き、診断が確定してからその要否を判断して下さい。
(*)ネコ自身は「トキソプラズマ」の感染を受けから、ある一定の時期しか感染力を持った「オーシスト」を排出しません。また排便直後の糞、つまり靴の裏にベッタリとくっつくような糞は、たとえ「オーシスト」が含まれていてもの感染力はまだ弱く、しばらく経過してから感染力を持つようになります。
江見先生 小野レディースクリニック(小野市)07.11.12
トキソプラズマに感染しても妊娠初期に薬を服用すれば胎児への感染を防げるのでしょうか
現在、妊娠25週になります。
昨日レバ刺しを食べてしまい、今日知人からトキソプラズマの話を聞き、大変焦っています。私は以前からレバ刺しや馬刺しなど食べた経験がありますが(年に数回度)、そういった場合は妊娠前から抗体を持っている可能性は生肉を食さない人よりも高いのでしょうか?
また、妊娠中トキソフ゜ラス゛マに初感染しても初期の段階で薬を服用すれば、胎児への感染の確率を防げるそうですが初期とはどれ位までの時期なのでしょうか?
来週水曜に次回の検診があり、医師に相談しようと思っていますが、不安が募るばかりで、少しでも御意見が伺えればと思っています。とても焦っていて稚拙な文章で申し訳ありませんが、御回答お願いします。

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回答 たまごママネット医師団
妊娠中に加熱されていない豚肉や猫の糞便で汚染された食物などの摂取によりトキソプラズマに初感染した場合に胎児の先天奇形(先天性トキソプラズマ症)を生じる場合があります(「レバ刺し」は牛のレバーでしょうか?)。
しかし先天性トキソプラズマ症は実際にはまれな疾患であり、妊娠25週であればその発生率はさらに小さいと考えられます。もっともまったく危険性がないとは言えませんので、生肉の摂取はできるだけお控えください。
  胎内感染がご心配なら早めに担当医師に相談して血液検査を受けられたらよいでしょう。既にトキソプラズマ抗体(IgG抗体)を持っている方であれば心配ありません。もしも陰性であれば後日再検査して陽転していないか確認しておいた方がよいでしょう。詳しくは担当医師にご相談ください。 衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 07.6.10

妊娠中のトキソプラズマとストレスについて教えてください。
現在妊娠18週目です。小学生の頃から何匹かの猫をずっと飼ってきており、現在の猫は6年目で一緒に寝たりもしていましたが、妊娠初期のトキソプラズマ抗体では、陰性と出たため、一緒に寝ることを避け、トイレの掃除は家族に頼むなど注意を払って来ました。先日不注意で猫の前足が口に入ってしまい、舌の先と唇に少しあたり心配になりました(猫は前足で糞をかくすため)。直後に舌先を歯ブラシで洗い、濃い目のイソジン液で何度もうがいをし
ましたが、感染の可能性はありますでしょうか。
また、現在夫が海外に単身赴任中の上、初めての妊娠ということもあるため、赤ちゃんを一人で守らなければいけないというプレッシャーなのか大変神経質になり毎日コントロールできないイライラ感やストレスを感じているように思います。このようなストレスは赤ちゃんの発育などに影響してしまいますか。またそのことで心配になり、悩んでいます。

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回答 たまごママネット医師団
 現在の猫ちゃんは、室内での飼育歴6年ということですから、この期間内にこの猫ちゃんがトキソプラズマに初感染しておれば、一定の期間オーシストを排出したことがあり、あなたにも感染の機会があったはずです。あなたの抗体が陰性ということなので、考えられることは、この猫ちゃんもトキソプラズマに感染していないか、過去に症状の乏しい不顕性感染があったがあなたには感染しなかった、そして今後、オーシスト排出の危険性は非常に低い、ということだろうと思います。この何れであるかは、動物病院で猫ちゃんの抗体検査を受けられればよりはっきりします。
 状況からは、トキソプラズマ感染に関しての心配は不要のように思いますが、念のためにもう一度、あなたの抗体検査を受けられ、陰性であれば安心できます。
今後に関しては、お住まいが都会のマンションなのか、旧家などが多い地方の一軒家なのか、そしてなによりも猫ちゃんは室内から一歩も出ることがないのかどうか、などによってリスクの程度はいろいろと考えられると思いますが、あなたもご存じの様な飼育上の注意を守られ、猫ちゃんは外に出さない、また生肉などの調理や摂取、庭いじり(ガーデニング)の際にも気をつけられればよいと思います。
 その人にとって過剰なるストレスは、やはり解消した方がよいと思いますので、親しい友人との交流の機会を増やしたり、通院されておられるクリニックのいろいろな教室やあればマタニティービクスなどにも参加して、同じ妊婦さんとも話す機会を増やしたり、と家に閉じこもるだけではなく、積極的に外へも出かけてみてはいかがでしょうか。
江見先生 小野レディースクリック(小野市)05.7.1


トキソプラズマ感染症と診断され不安です。
現在妊娠18週、双子妊娠中、トキソプラズマ感染症と診断されました。
今日健診に行きいろいろ相談したところ、15週からアセチルスピラマイシンという薬を胎盤が作られる前から飲んでいるので胎児に感染する可能性はほとんどないから大丈夫・・・みたいなことを言われました。
100%ではないが、どんな妊婦さんでも何が起こるかわからないのと同じだから・・・そのくらい感染の可能性は低いと。この薬を飲むことでそんなに高い確率で感染を防ぐことができるのでしょうか?
また数値が2度続けて1.6と1.5と横ばいなので、今日の検査の結果も同じ数値であれば、さらに妊娠前からの可能性は高いと言っていました。下がっていれば妊娠初期の可能性が出てくるのでということでした。双子なだけに色々と悩んでいます。この内容から先生はどうお思いになりますか?少しでも何かご意見を聞けたら助かります。よろしくお願いします。
内容: 現在妊娠18週、双子妊娠中、トキソプラズマ感染症と診断されました。
今日健診に行きいろいろ相談したところ、15週からアセチルスピラマイシンという薬を胎盤が作られる前から飲んでいるので胎児に感染する可能性はほとんどないから大丈夫・・・みたいなことを言われました。
100%ではないが、どんな妊婦さんでも何が起こるかわからないのと同じだから・・・そのくらい感染の可能性は低いと。この薬を飲むことでそんなに高い確率で感染を防ぐことができるのでしょうか?
また数値が2度続けて1.6と1.5と横ばいなので、今日の検査の結果も同じ数値であれば、さらに妊娠前からの可能性は高いと言っていました。下がっていれば妊娠初期の可能性が出てくるのでということでした。双子なだけに色々と悩んでいます。この内容から先生はどうお思いになりますか?少しでも何かご意見を聞けたら助かります。よろしくお願いします。


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回答  たまごママネット医師団
不安なお気持ちはお察しします。
トキソプラズマが胎児に感染して問題になるのは母親が妊娠中に初めて感染した場合に限られていて、「数値が2度続けて1.6と1.5と横ばいなので、今日の検査の結果も同じ数値であれば、さらに妊娠前からの可能性は高い」と言われたということですが、これはおそらくトキソプラズマに対するIgM抗体の数値を説明されたものでしょう。
IgM抗体が陽性の場合には比較的最近の感染が疑われるといわれていますが、実際には感染後数年間にわたってIgM抗体陽性の場合があります。IgM抗体(ELISA法による)の正常値は1.0未満ですが、陽性であっても1.5-1.6ぐらいの低力価であれば担当の先生がおっしゃるように妊娠前から抗体をもっていた可能性が高いかもしれません。今回妊娠の直前や妊娠中に生肉を食べたり猫の糞を触ったりしたことはありませんか。もしも何年も前から猫を飼っていたとしたら、妊娠中に新たに感染した可能性は低いでしょ
う。アセチルスピラマイシンは胎児への危険性は特に認められていませんが、それでトキソプラズマの感染を確実に予防できるわけではありません。しかし胎児が感染した場合でも症状が現れないか、軽くてすむ場合が多いようです。
妊娠中の初感染かどうかは、上記IgM抗体以外にIgG抗体価の変動なども含めて総合的に判定する必要があります。
お話をうかがったところでは初感染の可能性は低そうですが、やはり担当医師からくわしく説明していただいた方がよいでしょう。衣笠先生 尼崎医療生協病院 04.3.8


トキソプラズマ
トキソプラズマについてはさほど知識がないので、手元にある本から引用します。
Cook AJCらは、ヨーロッパでトキソプラズマ急性感染の妊婦とトキソプラズマ抗体陰性妊婦とを比較検討した。
妊婦の急性感染を最も強力に推定する危険因子は、
1)不充分な加熱処理の子羊肉、牛肉、狩猟による鳥獣肉の摂取、
2)土との接触、
3)ヨーロッパ外部の国、アメリカ、カナダへの旅行であった。
ネコとの接触は危険因子ではなかった。
各都市で妊婦の感染の30〜60%は加熱処理の不充分な食肉や保存用食肉の消費に原因し、6〜17%は土との接触に原因した。
本邦でも我々の調査ではトキソプラズマIgM抗体陽性のリスクとして、生肉摂取歴と馬刺摂取歴が有意に相関したので、妊婦では、加熱処理の不充分な肉の摂取を控え、土いじり後には十分手を洗う必要があろう。
(「周産期医学必修知識」より)
鳥獣は他にも多くの病原体を持っていますので、きちんとした衛生管理がされていない状態で子どもたちや妊婦が接触することは好ましいこととはいえないと思います。
トキソプラズマの感染のルートは猫より生肉・害虫からによるものが多く、猫から感染して胎児に影響したという例は最近では殆どありません。
よって、まずは生肉を食べない事。そして、生肉を調理したら、まな板や包丁をそのまま使わずに熱湯消毒をする事。そして、猫を飼っているなら猫のトイレの掃除をまめにする事と、トイレ掃除する時には手袋をして、トイレ自体も熱湯で消毒をしましょう。
※猫からトキソプラズマが伝染するのは、トキソプラズマに感染した猫の「伝染初期に排出された糞」からだけです。

トキソプラズマを持っている猫からは必ず感染するのでしょうか?
トキソプラズマの感染に気をつけなければいけない人は、「トキソプラズマの抗体を持っていない人」(トキソプラズマのテストで陰性反応)です。既に抗体を持っており、陽性反応が出た方はほぼ安全であるといわれています。

自身の血液を病院で調べてもらい、陰性反応が出たときには、飼っている猫の血液検査をしましょう。
猫が陽性の場合には猫からの感染はほとんどあり得ません。(希に猫が弱っている場合には再発症する事可能性もゼロではありません。)
つまり、人間も猫も陰性反応だった場合に感染の危険性がある病気、という事になります。
この場合、猫が感染し、人間に感染する場合もありえるので注意が必要ですが、室内飼いをされている場合にはほぼ心配はいりません。
トイレ掃除には神経を使ってください。
この病気は体の中に抗体ができてしまえばさほど心配のない病気なので、危険だと判断した場合には、妊娠期間だけどなたかに預かってもらえば問題は解決します。
トキソプラズマと言うと、とかく猫が代表のように言われますが、これは、犬との比較によるもので、犬はトキソプラズマには感染しにくく、感染しても「オーシスト」と言う、昆虫で言うと"卵"に当たるものが犬の体内では生成されません。かたや猫科の動物はと言うと、感染するとこの「オーシスト」が小腸で生成され、糞に混じって体外に排出されてしまいます。
その為にトキソプラズマと言えば猫、のような言われ方をしてしまうのですが、昨今では猫からの感染例は殆どなく、むしろ、ハエやゴキブリ・鼠などの害虫や、生肉からの感染率が高い為、むしろ猫よりこちらを気を付けた方がいいそうです。
トキソプラズマについて
Toxoplasma gondiiは、哺乳類に広く感染域をもつ原虫ですが、ネコ科の動物が終宿主で、ネコ科の動物の体内でのみ有性生殖を行います。
ネコへの感染は、オーシスト排出ネコの糞便中の成熟オーシストもしくは感染動物(中間宿主)の肉中のシストを経口摂取することにより成り立ちます。
シストの感染源としては、ネズミなどの小動物、生の豚肉がよく知られています。
1)オーシスト感染 ・・ ネコの腸でスポロゾイト排出 ・・ 全身(肺、肝、粘膜下織)急性症状期 ・・ 全身でシストになる ・・ 腸管では有性世代に ・・ オーシスト排出
・・抗体価の上昇有り
ここまで20〜24日
2)シスト感染肉摂取 ・・ 胃腸でブラディゾイト遊離 ・・ 小腸へ ・・ 有性世代 ・・オーシスト排出
・・全身への移行がなければ抗体価の上昇なし
ここまで2〜7日
3)タキゾイト感染肉摂取・・全身でシスト形成・・一部は胃腸で有性生殖・・オーシスト排泄
                   ・・抗体価の上昇有り       
                      ここまで19日以上
< どんなときにトキソプラズマ感染症を疑うか >
○ 急性トキソプラズマ感染症・・・主に子猫に見られる。
・抗生物質に反応しない持続する発熱
・急性肝炎
・腸管の通過障害(腸管膜リンパ節の腫大による)
・急性下痢(しばしば粘血便)
・筋炎、および心筋炎
○ 慢性トキソプラズマ感染症・・・主に高齢の猫、もしくは免疫力の低下した猫に見られる
・慢性下痢
・白血球減少症
・貧血
・網膜・脈絡膜炎、虹彩炎
・脳脊髄炎
など。

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