子宮頚管無力症

子宮を縛る手術をしたのですが、お腹の張りががあり心配です。
妊娠22週で子宮頚管無力症と診断、24週で子宮を縛る手術をして27週で退院。
先日妊婦検診で赤ちゃんの頭の位置が下がっており、糸のすぐ上にあるとのことでウテメリンの量を増やして絶対安静と言われました。もともとさほどお腹の張りを感じない方なのですが、常にお腹に手を当てて確認しながら毎日過ごしています。家ではなるべく立たず、ハイハイで移動し張ったらすぐに横になるようにしています(横になると張りはおさまります)。ほとんど横になっている状態なので、しょっちゅうお腹が張るわけではないのですが、やはり少し歩いたりしたら張るので横になるという状態です。この週数になると少しお腹が張ったりするのはある程度生理的なものだろうし、横になるとおさまるのであればさほど問題ないのかなぁと思いつつ、心配でなりません。この手術をしても早産することがあると聞いていますが、早産する時はかなりお腹が張るものなのでしょうか。私のような状態であれば、お腹が張らないよう気をつけていれば、必要以上に過敏になることもないのでしょうか。また、症状が改善されることはあるのでしょうか。漠然とした質問で申し 訳ないのですが、どうぞ宜
しくお願いします。

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回答 たまごママネット医師団
子宮口を縛る手術(子宮頸管縫縮術)は、急速な早産の進行を抑えるための手術ではありますが、確かに100%成功するとは言えません。しかし妊娠後期になると1時間に2〜3回ぐらいまでのお腹の張りを感じる方は少なくありませんが、多くの方は
10ヶ月まで妊娠を継続されています。ご心配なら早めにかかりつけの先生を受診されて、内診や腟からの超音波検査で子宮口が開いたり短縮したりしていないかどうか、確認していただいたらいかがでしょうか?
もしも子宮口が開きかかっているようなら再入院が必要になる場合もありましょうが、ひんぱんにお腹が張っていても、内診やエコーの所見が変化していなければ、「これぐらいの張りであれば大丈夫」という安心感が得られます。
やはりネット上のやりとりよりも、実際に担当されている医師の診察をお受けになるのが一番でしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.12.2


18週に入ってから、頻繁にお腹が張り、特に午後になると歩行も辛い状態でした。子宮頸管長が短い場合どの程度で治療が必要ですか?
膣の奥が痛むこともしばしばで、定期外で受診したところ、子宮頸管が2.5cmとのことで、リメトラークを処方され、フルタイムで会社勤務を考慮して2週間自宅安静の診断でした。
2日後に指示通り再診(前回とは別の医師)したところ、頸管長には問題なく、出血のないお腹の張りなら受診不要、いずれにしても、この週数ではどうせ胎児は助からず、心配するだけムダと言われました。お腹が張ったら、座って安静にするようにしてとだけ指示されましたが、デスクワークなので、それ以上どう対処してよいか判らず、その点を含めて質問しても、「心配しすぎのほうがよっぽどよくない」と取り合ってはもらえませんでした。
この時期に頸管長は変動し、服薬や2,3日の安静で状態が戻るようであれば、通常の生活をしてもよいでしょうか。知人や友人で子宮頸管の短縮で、入院あるいは子宮口を縛る手術を受けたケース(いずれも7ヶ月時)がありましたが、措置が必要なのはもっと週数が経過してからのことになるのでしょうか。
週数によると思いますが、子宮頸管長で先生方が加療が必要と考える目安はどのような場合でしょうか。

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回答  たまごママネット医師団
妊娠18-20週で子宮頸管長が2.5cmというのは、この時期とすればやや短いかもしれませんが、ただちに"子宮口を縛る手術"(子宮頸管縫縮術)が必要であるとも言えません。確かに出血もなく、安静と服薬で頸管長が正常化したのであれば、さほど心配ないでしょう。
客観的な流早産の徴候や子宮内感染などの異常所見はないのに頻繁にお腹が張って心配される方は少なからずおられます。原因がよく分からないので、対症療法として自宅で療養していただいたり、リメトラーク(="ウテメリン"、子宮収縮抑制薬)を処方したりされている場合が多いと思います。人によっては当帰芍薬散などの漢方薬が症状を改善させる場合もあるようです。そのような方は様々な訴えにもかかわらず、たいていは妊娠末期まで持ちこたえることが多いようです。
しかしどうしても職場の勤務を続けることが困難で、なおかつ客観的な所見がないため病院で診断書を書いてもらえないようなら、職場の方と話し合って可能なら一時的に休職の扱いにしていただくことも考慮されてはいかがでしょうか?
実際に診察させていただいたわけではないので、この程度のことしか申せませんが。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 07.1.26

胎胞脱出について聞きたいですが。
現在38歳です。2005年1月無事に一人目の赤ちゃんを生みました。半年後再び妊娠、双子でした。でも5-10週切迫流産のため入院して出血を止まりました(一人目の時も初期切迫流産したが、無事38週で出産した)。16週からお腹がよく張って来て(初回妊娠は中期の時あまり張ってなかった)、たまに腰や足の付け根も痛くなりました。
妊検の時担当医に告げましたが、内診もしないまま問題はないと言われました。20週の時妊検して問題はないと言われました。21週突然出血、病院に着いて、既に胎胞脱出膣に入った)の状態でした。3日間病院で張り止めの点滴をして、結局ちょうど22週になった双子ちゃんは子宮から出て処置されました。原因ついて担当医に聞いたが、よく分からないと言われました。
私はどうしてももう一人の赤ちゃんがほしいですが、早産の原因は分からないと次の妊娠も危険だと思います。
どうして胎胞脱出しましたか?
次の妊娠はどのぐらい時間を空ければよいですか?
早産にならないように何に気をつけたらよいですか?

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回答 たまごママネット医師団
このたびは残念でしたね。
私自身は妊娠経過を見ていないので何とも言えませんが、妊娠22週で死産になった原因としては、子宮内感染や子宮頸管無力症などが考えられます。双胎妊娠自体も流産や早産を起こしやすいことも確かです。
  このたび入院された時点で、発熱やおりもの・下腹痛などの感染徴候や炎症を疑わせる検査データなどがあれば感染性早産の可能性が高いでしょうし、何の異常所見もなくいきなり子宮口が開いて早産になったとしたら「頸管無力症」が疑われることになります。もし感染の関与が考えられるなら、次回妊娠時にはまめに腟洗浄をしたり症状に応じて抗生剤を服薬したりすることで予防できる可能性がありますし、「頸管無力症」なら子宮口を縛る手術(頸管縫縮術)が有効です。担当の先生に再度お尋ねになった方がよいでしょう。
次回妊娠までの期間ですが、しばらく月経不順になるかもしれませんが、そのうちちゃんと来るでしょうから、3ヶ月後ぐらいからおつくりになってもよいでしょう。
それより早くて悪いということは言えませんが、2〜3ヶ月くらいは心身のリフレッシュとカルシウムの補給に努められてもよいと思います。衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 06.1.13

出血と子宮頚管無力症についてお聞きしたく、メールいたしました。
現在14週になる28歳の妊婦です。 
 今回妊娠が判明してからというもの、出血がとまりません。5週〜11週の間で4回の赤っぽい出血(生理4日目くらい)と、それ以外も常に茶褐色のおりものが出ています。お腹のはりや痛みはほとんどありません。
 11週での出血は鮮血で量も多く、できていたポリープを除去したところ、そのような出血は見られなくなりましたが、その後も茶色のおりものは常に出ています。ナプキン全体に広がる程のときもあります。
 実は、現在3歳の子どもがおりまして、その子の妊娠時にも初期から茶褐色のおりものが見られたのですが、14週頃までには落ち着いて、その後は何の問題もなく無事出産にいたりました。
 そして、2回目の妊娠においては、初期の茶色のおりものが13週ころから赤い出血となり、腹痛も伴い、これはまれに見る原因不明の出血で持続が難しいとのことで、17週に中絶に至りました。
 今回の妊娠における出血は2回目の妊娠における出血とは違い、初期から「切迫流産」との診断で安静にしておりました。
 しかし、そんな中、子宮頚管が2,8mmと短いため、子宮口を縛る手術が必要だとの診断がされました。けれど、出血が止まらないまま縛ってしまえば、中で菌がたまってしまうため、その手術は出血が落ち着くまで出来ないということでした。
 3日前からアドナという止血剤を飲んでいるのですが、状態は変わらないように思います。
 このまま出血が続けば、子宮頚管無力症で、胎児でが出てきてしまう可能性は高いのでしょうか?縛る手術はいつ頃までにするのが有効でしょうか?その前に、茶色いおりものが出続けていることで胎児への影響はあるのでしょうか?縛らなくても、妊娠を継続できる可能性はあるのでしょうか?
 前回のつらい中絶経験のため、何とか今回は無事産みたいと思っていますので、出来る限りのことはしたいのですが、「とにかく安静にするしかない」と毎回言われるだけで、心だけが焦ってしまっています。
 お忙しいところ恐縮ですが、何かアドバイスをいただければと思います。


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回答  たまごママネット医師団
むずかしいご質問だと思います。
原因不明の出血が続き、子宮頸管の長さが2.8cmしかなく頸管縫縮術を考えているが、現在は実施できないといわれているわけですね。
お話をうかがったところでは、いま現在の出血(あるいは血性帯下)は頸管無力症とは無関係のようにおもわれます。おそらく頸管縫縮術を受けたら予後が改善されるというはっきりした根拠もないかもしれません。実際のところ原因不明のまま出血が続き流早産にいたるケースは少なくありません。
ここまで悲観的なお話で申し訳ありませんが、もちろん少量の出血が続いていても元気なお子様を出産されている方はおられますし、あなたの場合もその可能性は期待できるとおもわれます。
しかし何らかの異常(免疫異常・感染など)が背景にあるかもしれませんので、担当医師と十分に相談されたほうがよいでしょう。ひととおりの検査を受けて何らかの原因が見当たればそれに対する治療を行い、その後も厳重に経過をみていかれたらいかがでしょうか。 衣笠先生 尼崎医療生協病院 04.2.29


子宮頸管無力症といわれて不安です。
私は2人目を妊娠しています。現在13週なんですが、1人目の時に子宮頸管無力症だと言われました。31週くらいでお腹が張ってしまい切迫早産で入院し、ウテメリンの点滴をうってました。その後、頸管が1.7mmになったとのことで、総合病院に転移しましたがそこで測ったら2.7mmありそこで35週まで入院をしてました。退院してからも何の変化もなく38週で無事に上の子を出産しました。今回の妊娠は頸管を縛る手術をしたほうがいいのでしょうか?できればしたくないのですが・・・今は順調に経過しており、順調なんですが。

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回答  たまごママネット医師団
 さて、子宮頸管無力症は実は問題の多い病名で、この症例のようなことが多く報告されています。
頚管の長さを正式に測れない医師も多く存在しますし、この概念がまだ新しいので年配の先生の中にはご存じない方もおられるかと思います。
  病名自体が存在しないと言っている医師もいるくらいです。
さて、この方は本来は切迫早産ではなかった可能性もあり、むつかしいところです。早産した人は繰り返すことが多いのですが、この場合はちょっと違いますし、現に38週まで持ったのですから正常だったのか、ウテメリンで持ったのかは不明です。
 分娩をした病院で縛ることを勧められたのでしょうか?この縛る手術も実は賛否両論で、病院により評価が違います。
主治医の先生とよく相談してきめていただくほか無いとしか言えません。
石井先生 石井第一産科婦人科クリニック 04.7.28


頚管無力症ではないかと不安です。
今日妻が、子宮口が開いているということで入院しました。
出血がありますが痛みなどの自覚症状は全くありません。初産で現在30週になります。今は子宮の収縮止めとしてホルモン剤の点滴を受ける治療をしています。
医師から詳しく診断を聞いていないのですが、切迫早産というよりは、頚管無力症では・・・とちょっと心配しています。すでに30週を過ぎていますし、現在大学病院に入院していますので、これまでHPなどで見た頚管無力症の方々の話と比べ、さほど心配もしていないのですが。二人目も考えていますので今後のことを考えると少し心配です。
まず、この症状というのは医学的に見て本当に頚管無力症なのか、はたまた切迫早産の一種のなのか、別の疾病なのか、今後はどのようなことに気をつけたらいいのか・・・情報や知識が少なくてすいません。宜しくお願いします。

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回答  たまごママネット医師団
切迫早産と頸管無力症は全く別のものでなく、子宮頸管の頼りなさ(頸管無力症)があって、その結果切迫早産(早い時期で生まれそうになっている)の状態になるのです。
ただ子宮頚管が頼りなくなくても、強い張りが頻回に起これば子宮の出口は開いてきて切迫早産の状態になります。
お話では余り強い張りがなく子宮の出口が開いてきているようですので、頸管無力症のため今の状態になったとも考える事は出来ます。ただ今の状態(妊娠30週)では、そんなことを議論する必要はないと思います。
出来るだけ赤ちゃんをお母さんのお腹の中にいれる様にしてあげることです。
次回の妊娠時は、今回の結果や子宮の様子などを見て予防的な処置を講ずるべきか考えてもらったら良いと思います。
小野先生 小野レディースクリニック(小野市) 04.5.19


初妊婦の子宮頚管縫縮術について教えてください。
現在22Wの初妊婦です(年齢29歳)。通院している病院で子宮頚管が短く、早産の心配があるといわれました。
今までの経過は約10日前  子宮頚管長2.6cm →ウテメリン3T分3服薬+自宅安静指示4日前 子宮頚管長2cm、子宮口少し柔らかめ、おりもの検査で白血球増加?エラスターゼ?(-)より頚管に炎症はないとのこと →ウテメリン3T分3服薬+自宅安静、張りが出たら病院連絡指示昨日  子宮頚管長1.7cm →ウテメリン4T分4服薬+自宅安静指示で「急激に進んでいるわけではないから、自宅安静で。心配なら入院しても良いよ。でも今日は満床か。。。」と言われました。
お腹の張りは1日3〜4回で強い痛みもなく1分くらいで治まります。胎動はすごくあり、現在は逆子です。
主治医の先生に子宮頚管縫縮術という選択もあるが、手術をするかしないかは判断が難しいところと言われました。
正直、ウテメリン服薬+安静生活である程度の週数まで早産を防げるか不安で、手術を受けたほうが良いのでは?という気持ちもあります。
議論の分かれるところかもしれませんが、初妊婦にはどのような基準で手術をされているか教えていただければ幸いです。
また、子宮頚管縫縮術の術中術後の破水の確率はどのくらいなのでしょうか?

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回答  たまごママネット医師団
あなたのようなケースで子宮頸管縫縮術が必要かどうか(あるいは有効かどうか)は議論のあるところであり、産婦人科医師の間でも見解が分かれると思います。
たとえば、もしもあなたが今回さしたる腹痛も覚えないままに急速に子宮口が開いて早産にいたり、次回妊娠時も同様な経過をたどるようなら、「子宮頸管無力症」という診断があてはまり、3度目の妊娠時には予防的頸管縫縮術の良い適応と考えられるでしょう。しかし初回妊娠時には本当にその手術が必要(有効)であるという十分な証拠がないのです。手術によって感染が生じれば、それが早産の原因になる可能性もあります。
以下はあくまでも私の私見です。
血液検査での炎症所見(CRPなど)や腟分泌物の細菌検査や子宮頸管エラスターゼなどの検査結果 がすべて陰性で感染所見がなく、腹部緊満の自覚も乏しいのに、明らかな子宮頸管短縮傾向があるのなら子宮頸管縫縮術を考慮されてもよい、あるいは幾分のリスクはあってもやってみる価値はあると考えます。妊娠22週で子宮頸管長1.7cmというのは明らかに短いとおもわれますし、この10日間で短縮してきていますので、ウテメリン内服と自宅安静だけで経過をみていくのはかなり勇気がいります。もちろん手術によって破水する可能性はわずかながらありますが、子宮口がまだそれほど開いていない時期ならそれほど高いものではないでしょう(一概に何%とは言えませんが)。これまでの経過からみると手術をお考えになられてもよいと思いますが、やはり手術のメリットとリスクについて担当医師からよくお話を聞かれた上で判断されるべきでしょう。
 


頚管無力症について、再度ご教示願いたいと思います。
妻は、17週で入院静養になったが、つい先週第22週1日目に子宮頚口が開き、子宮頚管縫縮術に踏み切った。
しかし、手術後の3日目の夜に、破水しました。それから3日間は破水の状態は続いていますが、羊水はまだ赤ちゃんの成長に影響していない状態。
では、この状態から良くなる可能性はありますか?例え破水口が塞ぐように回復とか?
まだ、いまの状態は続いても、長期間持つことは可能ですか?
破水した場合は、羊水は減る一方ですか?体内から羊水を補充することはありませすか?
あかちゃんは、明日で24週目。なんとしても、28週まで持てほしいですが?
母親として、なにかできることがありますか?
それから、父親はなにかできることがありますか?すみません。質問が多く、教えて頂きたいです。

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回答  たまごママネット医師団
奥様と赤ちゃん(胎児)のことを深く心配されているお気持ちはお察しします。
しかし残念ながら、奥様の現在の状態を診察したわけでもない私が的確な回答を差し上げられる自信はありません。以下の文章はあくまでも一般論としてお読みください。
妊娠22週で子宮頚管が開いてきたために頚管縫縮術をおこなったが、3日後に破水した。その後3日間破水の状態は続いているが、本日妊娠23週6日現在、まだ早産には至っていないということですね。
今後の見通しは楽観できず、早産を避けられないかもしれません。
もし早産した場合には週数が浅く児も未熟なために、救命できなかったり後遺症を残したりする恐れはあります。しかし最近では未熟児の治療成績は向上していますので、健やかに育っていく可能性もあります。
羊水の流出が少ない場合には、うまくいけば自然に穴がふさがって治癒することもあります。
私もそのような症例を経験したことがあります。羊水の流出が続く場合に、子宮口からフィブリン糊といわれるペースト状の薬剤を注入して穴をふさぐ方法や、腹壁あるいは子宮口から人工羊水(主に生理食塩水)を注入する方法などもありますが、有効性や安全性についてのデータはまだ十分ではありません。
まず担当の先生によくお話をうかがっていただいて、子宮内感染などがなければ1日でも長く赤ちゃんがお腹の中にいられるように奥様を精神的にサポートしてあげてください。
おそらく奥様は絶対安静に近い状態を強いられて、ストレスも相当たまっていることでしょう。できるだけ長い間、奥様のそばにいてお話を聞いてあげてください。そしてお腹の赤ちゃんにも今後ちゃんと育っていくチャンスが少なからずあることを信じて、このつらい時期を乗り越えてください。  衣笠先生  尼崎医療生協病院  03.11.19


子宮頚管無力症について教えてください。
私は現在14週目です。初産です。過去にごく初期の流産の経験が2回あります。今までの経過は順調です。時々腹痛はありますが・・。
 
 私の母が過去に2度程流産し、私の姉を身ごもっている時に、お医者さんに『入り口を縛っておきましょう。』と言われて縛った、と言っていました。
 その話しを聞いて私は、母はきっと子宮頚管無力症だったのだなあと思うのですが、子宮頚管無力症の体質は遺伝しますか?
 また、子宮頚管無力症の診察・診断はどのようにするのでしょうか?私が通っている産院は周産期医療に力を入れている大きな病院なのですが、検診の際に普通に内診を受けていれば、無力症の疑いがあれば見つけてもらえるのでしょうか?
 あと、子宮頚管無力症の兆候など注意すべき症状があれば教えてください。
もうすぐ安定期に入ろうとしていますが、流産の危険が少なくなれば今度は、子宮頚管無力症の事が気になって仕方がありません。
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回答  たまごママネット医師団
米国の産科学の教科書には子宮頚管無力症は遺伝するという記載はありません。日本では使用されていないジエチルスティルベストロール(DES)を胎児期に投与された女性のみが遺伝に近い疫学といえます。
 さて子宮頚管無力症を予見することは難しいと考えられています。というのも子宮頚管無力症が子宮収縮や痛みを伴わずに気が付かないうちに子宮口が開いているというものだからです。ですから子宮頚管無力症の早期の徴候はないということになります。
妊娠した後で子宮頚管無力症を予想、診断する試みはたくさんなされていますが、現在一番あてになりそうなのは経膣超音波検査で子宮頚管長を測定するという方法です。しかしながらこれは妊娠20週から30週に測定した子宮頚管長が早産になった週数と関連があるといった程度のものです。あとは産科医の中でも議論があり、実際に妊娠した後で有用な検査法はないようです。
従って前回子宮頚管無力症で不幸にも流産や早産に到った方は頚管縫縮術を行って、予防することができるのですが、妊娠歴のない方は予防するのが難しいというのが本当のところです。
子宮収縮や出血を伴う切迫流産や切迫早産例に子宮頚管縫縮術を行って流産や早産の予防が可能であるという意見がありますが、これは産科医の中でも議論のあるところで、結局は主治医の臨床経験とあわせて判断ということになると思います。
ご質問の回答ですが、遺伝する可能性は報告がありませんので、あまり心配されない方がいいのではないかと思います。主治医の先生の指示に従われることをお勧めいたします。


子宮頚管無力症で病院選びで悩んでいます。
現在妊娠2ヶ月目です(病院に入っていませんが検査薬で陽性とでました)が産院をどこにしようか悩んでいます。第一子は10ヶ月目で3週ほど早く生まれ第二子は昨年4ヶ月目に強い下腹部通と出血、子宮頚管無力症で縫縮手術の後、即入院で絶対安静状態が続いたのですが入院10日後破水して死産となりました。そこで担当の先生には次の子を望むのなら今回よりもっと早くに縫縮手術をして必要に応じて入院生活が必要になるかも知れませんと言わました。そのため、今回授かった赤ちゃんが最後の望みにしようと思いました。また死なせてしまっては可哀想ですし、自分自身もとても辛いです。これが産院選びに悩んでいる原因です。ひとつは、昨年お世話になった産院で交通手段は自宅から徒歩15分かタクシーで急な坂を二つ越えたところにある個人病院です。結構人気がありいつも診察待ちは1時間から2時間、ベッド数は少なくいつも満員状態です。もうひとつは、大きな病院で知り合いが子宮頚管無力症に強い?と言っていました。ICUも有ります。自宅からは電車やバスを乗り継いで30分から1時間といったところです。この病院はまだ行ったことがありません。あとは自宅からバスなどで行ける範囲に産院がありますが全く知らないところばかりです。どこも、処置方法や診察内容が同じでしたら近くの産院に行こうと思いますが…。何か良いアドバイスありましたらよろしくお願いします。
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回答  たまごママネット医師団
前回の妊娠が残念な結果に終わったので、大変心配されているようですね。
さて医学的な事実をまずお知らせします。
頚管無力症というのは子宮収縮や痛みを伴わずに気が付かないうちに子宮口が開いて、破水したり、流産早産に到るものを指します。そしてこのような形で前回流産や早産に到った場合には頚管縫縮術が有効であるのは確かですが、そうでない流産や早産の後に頚管縫縮術を行うことが果たして有効なのかどうかは産科医の中でも議論のあるところです。
もうひとつは前回早産や死産に到った場合、次回の妊娠は一般的にはそうでなかったときに比べ、早産や死産になる確率は高いのは確かで、ハイリスク妊娠として妊娠中は管理されるべきだといわれています。ご質問のケースの場合(初産が正期産、二回目が早産の場合)、三回目が早産になる確率は24%だとスコットランドの報告があります。
これをご質問に即して回答すれば、次回の妊娠は前回の妊娠と同じようになる可能性は低いですが、早産などに到る確率は通 常の妊娠より高いと考えますので、新生児の予後を考えた場合には早産の出生に対応できる施設で管理されるのが望ましいという結論になると思います。この条件に見合うところに受診されることをお勧めします。


頚管無力症でも、子どもを授かることができるのでしょうか
私の妻は、頚管無力症と診断されています。先週死産しました。
以前は羊水過多で、やはり死産してしまっております。
頚管無力症でも、子どもを授かることができるのでしょうか。頚管を縛る手術によって無事に産まれる可能性は高いのでしょうか。
夫として、妻のために何をしてやればいいのでしょうか。子どもをあきらめようかとも真剣に思っています。
心のケアのためにしてあげられることがあれば教えてください。
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回答   たまごママネット医師団
頚管無力症と診断される流産、または早産で結果的に死産に到ったのであれば、次回の妊娠時に頚管縫縮術をされれば頚管無力症による流早産の可能性を低くすることは可能であると考えます。また前回の羊水過多と頚管無力症が直接の因果 関係がある可能性は低いと考えられますので、2度続けて残念な結果になったようですが、次回こそ無事赤ちゃんが生まれる可能性は十分にあると考えられます。ただショックを受けておられる奥様に何をしてあげたらいいかどうかのご質問に関しては、ご主人や奥様の価値観や人生観を知らない立場のものが軽々とこうした方がいいとは言えないと考えます。ただ言えることはお子さんをあきらめるどうかの問題は、時間をおいて考えられるほうがよいのではないかということです。医学的な回答だけしかお役に立たず、申し訳ありません。


今回3度目の妊娠なんですけど、2人目の時に子宮頚官無力症になり、シロッカーの手術を受けました。
手術後も出血が止まらず、母子搬送で大きい病院に運ばれて、8ヶ月で早産になりました。
運ばれた先の病院では、子宮頚官無力症でも、シロッカーの手術をしないで、消毒に通うだけで大丈夫だったのにと言われました。前回の妊娠で子宮頚官無力症を経験すると、次の妊娠でもまた子宮頚官無力症になるんですか?
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回答します   たまごママネット医師団
妊娠10ヶ月未満の時期に、陣痛がなくても子宮頚管(胎児の出口)が開くことがあり、これを「子宮頚管無力症」といいます。流産あるいは早産の危険性があります。主として体質的なものと考えられ、一旦この診断をされた場合は、次回以降の妊娠においても子宮頚管無力症として管理を行うのが通 常です。子宮頚管無力症が確実なら、頚管縫縮術が適応となるでしょう。ただし、このあたりの考え方は、専門家の間でも意見が分かれていて、早産の原因も子宮頚管無力症ではなくて、子宮頚管周囲の何らかの感染症が基礎にあるという説も有力です。であれば、手術をすることで、病態がさらに悪化することも考えられます。そのような背景が、手術をした医師と搬送先の医師の間の食い違いとなったのでしょう。次回の妊娠時に手術がひつようかどうかは、前回いかなる理由で手術にいたったのかを十分に吟味した上で、担当医と相談されるべきです。


子宮頚管縫縮手術をするように言われました
私は不育症で一昨年妊娠8ヶ月で死産。
昨年10月には妊娠5ヶ月で子宮頚管無力症により流産をしています。
現在はこれといって治療はしていませんが次回の妊娠にとても不安を抱いています。
妊娠が成立したその時点で管理入院。それから14週目頃には子宮頚管縫縮手術をするように言われて長い入院生活になることを覚悟をするよう言われていますが・・。
手術をおこなったとしたも満期まで生産できる確証はない・とのこと。また7ヶ月や8ヶ月で早産した場合網膜症や脳性まひなどの知覚障害を考えなくてはなりません。
それらを全部ふまえて覚悟の上の妊娠出産になると思うのですが・・、まだ踏み切れないでいます。
私のようなケースの場合生産で産める確立。また早産になった場合どの位の症例がありますか?
教えて頂けると幸いです。
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回答   たまごママネット医師団
頚管縫縮術には大きく2つあります。あらかじめ頚管無力症がわかっているのであれば、内子宮口の高さで縛る「シロッカー法」を行うことにより、かなりの確率(8割以上)で満期まで持たせることができると思います。
但し、入院生活は長くなると思ってください。(重力をなるべく子宮口へ向けないようにする必要があるためです。)質問内容にある「満期まで生産できる確証はない」というのは、おそらく「絶対大丈夫とはいえませんが」ぐらいに考えてもらえばよいと思います。脳性まひは知覚障害ではありませんが、8ヶ月(=28週以降)まで持たせられれば、そうなる確率はかなり低くはなるでしょう。網膜障害は高濃度の酸素を送り続けることでおこります。胎児の肺の成熟は34週から35週ごろですから、それ以前の出産ではほとんどの場合酸素投与が必要になるでしょう。しかし、こまめに酸素飽和度を測りながら調整していけば、また自発呼吸がでてくれば、それほどの心配はないと考えます。
いずれにしても、あまり一人で考えすぎずに担当の医師とよく話し合いながら適切にすすめていけば、きっと大丈夫ですよ。
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