医療相談室

抗がん剤、シスプラチン、エトポシド、ブレオマイシンの精子への影響が心配です。
2009年1月23日現在妊娠8週目の経産婦(二人目)です。ドイツ在住、夫はイギリス人です。
主人が2007年6月に精巣腫瘍にかかり片方の睾丸を摘出、その後2007年6月から9月まで4回の抗がん剤治療をしました。抗がん剤はシスプラチン、エトポシド、ブレオマイシンです。
治療は2007年9月をもち終わり、その後の経過観察は今まで良好です。
治療終了時に先生に、出来れば2年は子どもを作らないようにといわれましたが今回治療より1年3ヶ月後に妊娠をしました。
通っている産婦人科の先生は、専門家ではないので詳しくはわからないが今後胎児の成長と共に精密な超音波テスト、スクリーニングテストをしていきましょうと言われました。
このような場合染色体異常や他の奇形などが出る可能性は高いでしょうか教えて頂ければ幸いです。

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回答  たまごママネット医師団
一般的には、抗がん剤を含めて男性に使用された薬剤が精子に影響を及ぼして胎児の先天奇形を引き起こすリスクは非常に小さいと考えられています。たとえば精液検査をしてみますと20%程度の精子に何らかの形態異常が見られることはよくありますが、生まれてくる子供にはほとんど異常がないのです。実際に受精に至るのは、数億匹の精子のうちの1匹だけですので、何らかの障害をもった精子は最初から受精できないか、受精しても早期に死滅してしまうため、先天異常をもって生まれてくることは滅多にないということです。

ただし染色体異常や遺伝子レベルの影響については未知の部分もあります。
それを考慮に入れても治療後1年以上経っていれば、薬剤の影響を受けた精子が生き残っていて今回受精したとは考えられませんので(通常、精子形成に要する期間は70-80日)、あまりご心配にならなくともよさそうです。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 09.1.28


主治医から妊娠初期に薬を服用したため、赤ちゃんをどうするか決めてと言われて悩んでいます。
最終月経20年12月16日。28週型。性交20年12月26日。
現在本日1月23日で妊娠5週3日です。
耳の膿のため、皮膚科でミノトーワ錠50 50mgを一日2回
21年1月7日から19日の朝まで飲みました。あと精神内科で21年1月13日より19日の朝まで。
ロナセン錠2mg 一日2錠とツムラ加味逍遥散エキス7.5gを一日三回に分けて。抗生物質は2週間も飲んで、やめても残留が気になりますし、一番大切な4週目です。
4週目は薬など超過敏期で、骨や歯や中枢神経などあらゆる器官のできる時期だと聞きます。
テトラサイクロン系の抗生物質は胎児毒性や発育障害があり、歯の黄ばみなどあり、動物実験ラットでは奇形ありと書いてありました。
産婦人科の先生も今回はどちらにするか決めてくださいと言われました。
どのくらい危険があがるのかと、奇形があるのか、どこの部位にでるのでしょうか。
この時期に飲んで、骨や歯が弱くなる、変形するなどあるのでしょうか。産みたいですが、怖いです。

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回答 たまごママネット医師団
ミノトーワはミノサイクリンという薬剤の製品名です。おっしゃるとおりテトラサイクリン系の抗生物質です。
このテトラサイクリン系抗生物質は、妊婦が妊娠中期から後期にかけて使用した場合に出生児の歯牙に黄色の色素沈着を生じたり、骨形成の障害を起こしたりすることが知られています。しかし妊娠初期の催奇形性の有無についてははっきりと結論が出ておらず、大規模な疫学調査では、むしろ否定的なデータが示されています。すなわち妊娠初期にテトラサイクリン系抗生剤を使用した女性から生まれたベビーとそれ以外の一般のベビーとの間で、先天奇形の発生率や臓器別分布にほとんど差がなかったことが報告されています。

ロナセンは複数種の動物実験で催奇形性は認められていません。また加味逍遥散に含まれるボタンピは流早産を起こす恐れがあるので、妊娠中は使用しないようにと添付文書には書かれていますが、胎児の先天異常の原因になるという報告はありません。

どんなお薬でも絶対安心と請け合うことはできませんが、上記の薬剤が特別危険であるともいえないことから、本当に子どもさんを望んでおられるのなら今回の妊娠をあきらめる必要はありません。

なお妊娠中の薬剤使用についてのご質問は担当の医師を通して、国立成育医療センターの相談室に照会されるとよいでしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 09.1.27

妊娠中ですが前回流産のためマグネゾールの点滴をするかどうかあなたが判断してと言われ悩んでいます。
現在妊娠14週目なのですが、前回16週で感染症による流産を経験しているため毎回検診で炎症反応(CRP)の検査をしています。前回の計った数値が1.2とその前に計った時の0.8より高い数値のために今までのウリナスタチンの投与プラスフラジールという飲み薬を処方されました。さらにマグネゾールの点滴もしてみようか?と言われたのですが、本で調べたところその薬は張りを抑えるために妊娠後期に使うのが一般的と書かれていました。そこで疑問に思ったのですがマグネゾールは炎症を抑えるのに役立つのでしょうか?また妊娠初期の今投与しても平気なのでしょうか?強制ではなく判断を任せますと言われたのですがすごく迷っています。ぜひご意見いただきたいと思います。

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回答  たまごママネット医師団
 例え、前回のような流産既往がある方でも、妊娠14週前後から、予防的にマグネゾールを点滴投与することは経験がありません。妊娠4ヶ月や5ヶ月で、出血や下腹部の緊満感などの症状がある場合には、子宮の張りを抑える意味では、まず塩酸イソクスプリン(商品名:ズファジラン)あるいは、塩酸リトドリン(商品名:ウテメリン)などの内服から開始するのが一般的です。
 今回の妊娠の管理について、現在お受けになっておられる検査、治療などが適切か過剰かは、前回流産時の経過や、今回の膣分泌検査の結果、主治医とどのようなお話し合いがあったのか、などがわかりませので、コメントが難しいですが、無症状である現時点では、外来通院でマグネゾールの点滴は不要ではないでしょうか。
09.1.27

薬の大量服薬をしてしまいました、赤ちゃんがほしいのですが影響が心配です。
私は昨年8月に結婚しました。
3年前に欝病による大量服薬で自殺未遂を経験しています。
結婚を考え始めてから抗うつ剤を徐々に減らし、今は睡眠薬のみ になりました。しかし、不安定になると不眠の症状が強くなるため時々睡眠薬(ロヒプノールのみ)を処方されたよりも多く飲んでしまったりします。
子どものことを考え睡眠薬も徐々に減らしていきたいと思っています。
過去に大量服薬した薬や睡眠薬が体内に蓄積され子どもに影響しないか不安です。
薬をやめてどれくらい経てば安心でしょうか? (自然に起こる奇形率については理解しています。)

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回答 たまごママネット医師団
3年前に大量服薬した薬剤や現在までに服用していた睡眠薬が将来妊娠した場合に胎児に影響するということはありません。
それについては心配無用です。
ただし妊娠中も出産後の育児中もできるだけお母さんの精神状態が安定していることが、お子様にとっても望ましいと考えられます。したがって、たとえ妊娠中であっても担当医師がうつ病の治療上ぜひとも必要であると判断すれば、服薬を続けることが望ましい場合もあります。
  最近では妊娠中でもやむを得ずSSRIと呼ばれる抗うつ薬や抗不安薬・睡眠薬を服用している女性も少なくありませんが、そのほとんどが元気なお子様を出産されています。
もちろん薬剤の危険性がまったくないと保証することはできませんが、一般人口と比較してさほど先天奇形が増えているわけでもなければ、出生後の発育・発達の遅れがみられているわけでもありません。
衣笠先生  尼崎医療生協病院産婦人科 09.1.18


妊娠中に処方された薬の影響が心配です。
タイ在住の妊娠13週の者です。
12週の時に出血が見られ、前置胎盤が原因とのことでDuphaston(10mg)を朝晩1錠を18日間服用するよう言われました。
13週に入ったばかりの先日再び出血をしたため、再度診察を受けたところ前置胎盤ではなく子宮口近くのポリープが原因との診断で、経過観察となりましたがDuphastonはそのまま飲み続けるよう指示を受けました。
同時に以前行ったGBS検査の結果が陽性であり尿からも菌が出ているため、腎臓への感染を防ぐために抗生物質を処方されました。MEIJIのVICCILLIN(500mg)というカプセルで、1日3回1カプセルを7日間服用するようにとのことでした。
赤ちゃんには絶対薬の影響はないと言われましたが、タイで処方される薬は日本のものより強いと言われており、薬の副作用で倒れた友人もいるため大変不安です。
こんなに薬を飲んで大丈夫なのでしょうか?回答いただけますと幸いです。

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回答 たまごママネット医師団
Duphaston(デュファストン)は黄体ホルモン剤で日本でも古くから流産の予防薬として使用されていますが、胎児への悪影響は認められていません。
ただし流産予防効果がどれだけあるのかは不明です。
またViccillin(ビクシリン)は必要であれば妊娠中でも安心して使える抗生物質です。
したがってあまり心配なさらなくてもよいでしょう。
薬をぜひとも飲み続ける必要があるのかどうかについては再度主治医の先生とご相談ください。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 09.1.14

妊娠中ですが乳がんの疑いがあるといわれ不安です。
今年、健康診断の乳腺エコーで乳がん疑いといわれました。エコーでは右乳腺のう胞疑い、左乳腺線維腺腫疑いで、両乳腺A域に数ミリの低エコーがあり、1年後経過観察とのことでした。その後自然妊娠が発覚し、開業医のレディースクリニック(産科・婦人科あり)で再検査してもらいましたが、妊娠中はマンモグラフィもできないし、エコーでもはっきり分からない。
出産・授乳後でないと詳しい検査ができないとのことでした。しかし私達夫婦としては、そこまで待っても大丈夫なのか心配です。また本当に他に検査(腫瘍マーカーなど)がないのか気になりますが、担当医は詳しく説明してくれません。
教えて下さい。
回答 たまごママネット医師団
私自身は乳腺腫瘍の専門家ではありませんし、また実際にマンモグラフィーやエコーの画像を見たわけではありませんので、あくまでも一般的なお話です。
1年後経過観察といわれていることから、担当医師は少なくともその時点では乳癌を疑わせる所見は乏しい、良性病変であろうと判断していたのでしょう。それであれば妊娠・出産で急速に悪性化するということは通常考えられませんので、出産後再検査でもよいと思います。確かに妊娠・授乳中は乳腺組織が発達しますのでマンモグラフィーの読影はいくぶん困難になるかもしれませんが、必要ならエコーでの経過観察は可能だと思います。いずれにせよ再度、健康診断の担当医師に診断を確認されたほうがよいでしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.12.30

妊娠初期にたくさんの薬を服用してしまい影響が無いか心配です。
主治医の先生にお尋ねしましたが、はっきりとしたお答えが頂けませんでしたので心配が消えません。妊娠に気付かず胃腸科で処方された薬を服用しておりました。 問題無いでしょうか・・・?
最終生理日開始日は8月7日から3日間程です。服用していた時期と薬は以下の通りです。<9月19日から7日間>ファモスタジンD錠20mg→1日2錠。ガスモチン錠5mg→1日3錠。ドンペリン錠10→1日3錠。<9月22日から3日間>ナウゼリン坐剤60→吐き気時に頓服として1回使用。セファドール錠25mg→1日3錠。リマーク錠6mg→1日3錠。<9月25日から7日間>セファドール錠25mg→1日3錠。リマーク錠6mg→1日3錠。ドンペリン錠10→1日3錠。<10月14日から3日間>オメプラゾール錠「トーワ」20mg→1日1錠間。ムスコタ錠100→1日3錠。ブスコパン錠10mg→胃痛時に1回2錠を1〜2回。<この間風邪を引いてしまい、別の内科で処方された風邪薬と抗生物質(処方箋を頂いていない為薬名は分りません・・・

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回答  たまごママネット医師団
 私が調べえた限りでは、ファモスタジンD・ガスモチン・ドンペリン・ナウゼリン坐薬・リマーク・セファドール・オメプラゾール・ムコスタ・ブスコパンのいずれも、現在までのところヒトでの催奇形性は認められていません。また一般的な感冒薬や抗生剤の内服で胎児に悪影響が現れる危険は小さいでしょう。
もちろん絶対安全と保証することはできませんが、何も薬を飲んでいなくても絶対安全(胎児に異常がない)とは誰も保証できないわけであり、あなたのお子様に先天異常が発生するリスクが一般人口と比較して明らかに大きくなるわけではないと考えられます。
したがってあなたの体調に問題がなく、お子様をお望みなら今回の妊娠をあきらめる必要はないでしょう。
 それにしても最終月経から1ヶ月以上過ぎているのにあまりにも多くの薬剤を使用されています。月経が順調に来ていても不順であっても、セックスの機会があれば常に妊娠の可能性があることを肝に銘じておいてください。
 なお妊娠中に服用した薬の胎児への影響については、産婦人科の担当医を通して国立成育医療センターの相談室に照会することができます。より正確で詳しい情報をご希望なら担当医師とご相談ください。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.12.22

メイラックスの胎児への影響が心配です。
最終月経10月20日 現在8週目 薬服用11月28日 メレックス1mg 1錠服用薬服用11月29日 メイラックス1mg 1錠服用しました。その後は飲んでいないのですが、4週目で飲んだ薬は 胎児に影響すると聞きました。産婦人科の医師に相談した。
ところ解らないとの答えでした。不安で仕方ありません。どうか教えて下さい。

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回答 たまごママネット医師団
最終月経が10月20日からで、現在妊娠8週、メイラックス1mg1錠を服用されたのが11月28日であったということですね。 

メイラックスは「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」というジャンルに含まれる薬剤です。
ヒトにおいて妊娠初期にこの薬剤を使用した場合の胎児への影響については残念ながらまとまったデータが見あたりません。しかしラットやウサギを用いた動物実験では体重kg当たりでヒト使用量の数百倍を投与しても先天奇形は発生しなかったことが確認されていますので、少なくとも催奇形性の強い薬剤ではないようです。

「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」の中で最も古くから使用されている薬剤の一つである「ジアゼパム」の添付文書には、妊娠中にそれを服用していた女性から生まれた子どもは、服用していなかった女性から生まれた子どもに比べて先天奇形の頻度が有意に高かったという報告があります。しかし逆に先天奇形の発生率に差がなかったという報告もあり、本当のところははっきり分かりません。同ジャンルのジアゼパム以外の薬剤についても催奇形性が確実視されているものはありません。いずれにせよ、服用してもほとんどの場合、胎児は問題なく発育しますし、服用しなければ100%奇形が発生しないという保証はありません(薬剤使用の有無にかかわらず3%前後の児に先天奇形は発生します)。

以上から、メイラックス1mg錠をただ1回服用したからといって、あなたのお子様に取り返しのつかない有害な影響が現れるとは考えにくいとおもわれます。お子様をご希望なら、このために出産をあきらめる必要はないでしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.12.20


妊娠中のアルコールやタバコの影響について教えてください。
はじめまして、妊娠30週で赤ちゃんがお腹の中で脳室内出血を起こし、水頭症になりました。
今現在は、帝王切開で出産し、シャント手術を行いました・そこで、医師からは出血原因は特発性によるもので原因不明との事でした。お母さんの不注意でおきたのではと心配です。
●お腹をぶつけた
●副流煙で赤ちゃんが酸欠状態になって血管が切れた?
●初期に妊娠に気がつかずアルコールを大量摂取してしまったこと。
 アルコールは中枢神経に影響がでると聞きます。
 中枢神経の異常との関係性があるのでしょうか?
 中枢神経の異常というとどういうものいうのでしょうか?
●染色体異常の可能性などおるのでしょうか?など以上の点が無知なので分かりません。
どうぞ教えてください。  
★アルコールやタバコの原因で赤ちゃんに影響がある場合は赤ちゃんは、主にどういう状態になるのでしょうか?

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回答  たまごママネット医師団
 胎児の時期に、不幸にして脳内出血を起こし、それが元で水頭症になることはありますが、非常にまれだと思います。
私自身、産科医を36年間していますが、そういった例を経験したことはありません。
症例として報告されているのを見ますが、非常によく回復している例でした。そうした例のように、貴女の赤ちゃんも後遺症無く回復されますことを祈ります。
 原因について色々お悩みのようですね。
誰しも自分の何かが悪かったのではないかと、自分自身を責めることはよくあります。しかしこの場合は、偶然というかたまたまの不幸に見舞われたとお考えになったほうがいいと思いますし、実際母親の何かが胎児にそうしたことを発病させたとは決して思われません。赤ちゃんもそうした状況にもかかわらず、頑張って生まれてきたのだと考えて、自分もこれから赤ちゃんと頑張っていこうと前向きの考えをもたれたほうがいいと思います。
 アルコールとタバコの害についてお知りになりたいとのことですので、簡単に説明します。まずタバコですが、タバコは妊娠中に限らず体によくないのは明らかですので、吸わないことの一言です。
百害あって一利なしとはこのことです。発ガン物質の人体実験をしているようなものです。なぜ国が禁止しないのか納得できません。ただし妊娠中にタバコをすって胎児に奇形を生じたと言う報告は無いようです。しかし胎児発育遅延を起こすことはよく知られています。胎児死亡も喫煙量に比例して増加します。
また生まれてからのSIDS(乳児突然死症候群)とも関係が深いとされています。
 アルコールですが、妊娠中のアルコール摂取も胎児に影響を及ぼすとされています。
しかしここまでならアルコールを飲んで大丈夫と言う基準はありません。
一般的には精神発育遅延をきたすことが知られています。児の頭蓋内出血や脳の白質障害をきたすこともあります。あなたの場合、知らずに妊娠初期にアルコールを飲まれただけなので、中期の胎児の発病の原因とは考えなくていいと思います。
 多量の飲用では胎児性アルコール症候群と言うのが有名です。これは発育不全(赤ちゃんが小さい)と中枢神経系の異常(発達遅延、知能障害、脳奇形等)と顔面形態異常(小頭症、小眼球症、等々)と心奇形などをきたしたものをいいます。
先に書きましたように、どれぐらいの量でこうしたことが起こるかはっきりわかっていません。従ってごく少量を飲んだからといって、変に怖がる必要はありませんが、妊娠中は控えておくべきものと心得たほうがいいと思います。
08.12.14


子宮を縛る手術をしたのですが、お腹の張りががあり心配です。
妊娠22週で子宮頚管無力症と診断、24週で子宮を縛る手術をして27週で退院。
先日妊婦検診で赤ちゃんの頭の位置が下がっており、糸のすぐ上にあるとのことでウテメリンの量を増やして絶対安静と言われました。もともとさほどお腹の張りを感じない方なのですが、常にお腹に手を当てて確認しながら毎日過ごしています。家ではなるべく立たず、ハイハイで移動し張ったらすぐに横になるようにしています(横になると張りはおさまります)。ほとんど横になっている状態なので、しょっちゅうお腹が張るわけではないのですが、やはり少し歩いたりしたら張るので横になるという状態です。この週数になると少しお腹が張ったりするのはある程度生理的なものだろうし、横になるとおさまるのであればさほど問題ないのかなぁと思いつつ、心配でなりません。この手術をしても早産することがあると聞いていますが、早産する時はかなりお腹が張るものなのでしょうか。私のような状態であれば、お腹が張らないよう気をつけていれば、必要以上に過敏になることもないのでしょうか。また、症状が改善されることはあるのでしょうか。漠然とした質問で申し 訳ないのですが、どうぞ宜
しくお願いします。

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回答 たまごママネット医師団
子宮口を縛る手術(子宮頸管縫縮術)は、急速な早産の進行を抑えるための手術ではありますが、確かに100%成功するとは言えません。しかし妊娠後期になると1時間に2〜3回ぐらいまでのお腹の張りを感じる方は少なくありませんが、多くの方は
10ヶ月まで妊娠を継続されています。ご心配なら早めにかかりつけの先生を受診されて、内診や腟からの超音波検査で子宮口が開いたり短縮したりしていないかどうか、確認していただいたらいかがでしょうか?
もしも子宮口が開きかかっているようなら再入院が必要になる場合もありましょうが、ひんぱんにお腹が張っていても、内診やエコーの所見が変化していなければ、「これぐらいの張りであれば大丈夫」という安心感が得られます。
やはりネット上のやりとりよりも、実際に担当されている医師の診察をお受けになるのが一番でしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.12.2

ダウン症の確率ののことで心配があります。
 フランス在住、2人目を妊娠中です。フランスでは個人の産婦人科に通い、詳しいエコー検査の時は別の専門医に通っています。
 今回、日本への一時帰国中に妊娠が分かり、フランスに戻ってきてすぐ(13w5d)、ダウン症の検査でエコーの専門医へ行きました。結果NTが2.8mmありました。その医者ではダウン症の確率として1/142という値を出されました。通常1/250から危険率が高いと言われているそうです。
 その後、その結果を持っていつもの医者の元へ行ったところ、いつもの医者のソフトでは、2.8mmでも1/500くらいの値で、そんなに危険でないと言われました。その医者も、あまりに違う結果に悩んだようで、調べたところ、それぞれが使っている計算ソフトが違うようで、1/142はイギリス式、1/500はフランス式での結果らしいのです。
 私としては、1人目の時に比べ、やはり厚みがある(1人目時は12週で1.5mm)ので心配です。
また、1/142という値が計算ミスではなく、イギリス式での事実と知り、不安が残ります。実際、3w5dで2.8mmというのは、どういった値なのでしょうか。
 またその後の血液検査(トリソミー21?)では、1/2460という結果でした。いつもの医者は、これもあって、心配しなくていいと言ってはくれていますが、一応他にもひと通り検査をすることを勧められ、やっぱり危険性があるんだと思ってしまいます。
 なかなか日本語で相談できる人もおらず悶々としております。私の検査結果についてご意見をいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
回答 たまごママネット医師団
イギリス式とフランス式とでそれだけダウン症の確率が異なるのなら、アジア人種である日本人に当てはめてどれほど信頼できるのか、はなはだ疑問ですね。日本人を対象としてNTの厚さや年齢などからダウン症の確率を求める計算方法はまだ十分な症例数に達していないため、信頼できるものがないようです。日本産科婦人科学会が作成したNTの評価に関するガイドラインでも、もっぱら海外のデータを元に述べられています。

ただしそのガイドラインによれば、NTの厚さが3mmであれば、トリソミー発生率はその年齢における平均的な数値の約3倍になるということです。30歳の女性がダウン症の子供を生む確率は約1/900ですから、それでいくとNTの厚さが3mmなら1/300、あなたの場合は13週5日で2.8mmですから(通常、週数が進むとNTは大きくなる)、確率的には1/300よりもさらに低くなるようにおもわれます。

「イギリス式」の計算による1/142の確率というのは、ダウン症(21トリソミー)以外のトリソミー(13トリソミー・18トリソミー)の確率も含めた数値かもしれませんね。トリソミーで最も多いものはダウン症ですが、それ以外のものを含めれば、NTから推測される染色体異常の確率はいくぶん高くなるかもしれません。

ただし13トリソミー・18トリソミーなどは死産となるか、出生しても多くは1年以内に死亡しますので、ダウン症よりも予後不良である反面、長期にわたって支援が必要になる事例は少ないとも言えます。

お話を伺ったかぎりでは、全部合わせても染色体異常の確率はそれほど高くはないと考えますが、もう一度担当の先生とよく話し合ってみてください。


衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.11.27

ウェルブトリンとシンバルタを服用していますが胎児に影響はありますか?
香港在住です。日本では未認可の抗うつ剤、ウェルブトリンとシンバルタを飲んでいます。
今ちょうど5週目になります。
薬の臨床試験結果などが出ていないと言われ、不安です。
1人目は左上肢欠損(思い当たるのはバファリン)なので、薬害はこれ以上受けたくないと思うと中絶も考えてしまいます。
これらの薬の影響はどのくらいあるのでしょうか?
また、影響がある場合、どこに出る確率が高いのでしょうか?

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回答  たまごママネット医師団
 ウェルブトリンとシンバルタは日本では未認可の抗うつ薬ですので、海外の文献(UpToDate. Online 16.2)で調べてみました。
ウェルブトリンについては現在までのところ催奇形性は認められておらず、それでうつ病の寛解が得られていた女性が妊娠した場合に、急に中断するのはうつ病の再発を招くのでかえって良くない、とコメントされていました。シンバルタについてはヒトでの妊娠中の服用に関するデータは乏しいようですが、動物実験では催奇形性は特に認められていないようです。

以上から、ただちに胎児奇形のリスクが高まるわけではなさそうです。お薬を続けるか中止するか、あるいは他剤に変更するかどうかは精神科の担当医ともよく話し合ってください。

なおバファリンは過去から現在まで妊娠中でもしばしば使用されてきましたが、上肢欠損などの大奇形との因果関係は認められていません。したがって一人目のお子様の上肢奇形を「薬害」と決めつけることはできないでしょう(偶発的なものかもしれません)。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.11.18

トキソプラズマについて不安です。教えてください。
トキソプラズマについて私自身を飼った経験は無いのですが、旦那の実家で猫を飼っています。お正月に帰省し、猫と数日過ごすことになりますが、感染する可能性は高いのでしょうか。昨年帰省した後、血液検査をしたところ、トキソプラズマは陰性でした。結婚して3年、トキソプラズマの存在を知らない間は気にせず何度も帰省していました。猫は外にも出ることがあるようです。また、猫の糞の処理は見たことが無いのですが、さすがにそのときは手を洗っているとは思います。義父母は猫の餌が入っていた容器と私達が食べた食器を一緒のスポンジで洗った、猫に触ったままの手で食べ物を調理したりしています。猫好きの人には日常の普通のことなので、やめてくださいともいえず、悩んでいます。妊娠している訳ではないのですが、妊娠前6ヶ月以内にトキソプラズマに感染した場合、胎児に障害が出る可能性があるときき、感染したら妊娠を半年以上も先延ばしにしなければいけないのかと落ち込んでいます。実際のところ、感染の可能性は高いのでしょうか。また、妊娠前の感染は、関係ないということを書いている情報もあったのですが、6ヶ月は危険なのでしょうか。

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回答 たまごママネット医師団
あなたはトキソプラズマに未感染ですので、厳密に感染の危険性を評価するのであれば、まず動物病院を受診し、飼いネコのトキソプラズマ抗体の検査を受けてみて下さい。抗体陽性の場合、通常は糞便に感染の元になるオーシストは排出されないので心配はいりませんが、もし病気などでネコの免疫機能などが低下した場合、再発症してオーシストを再排出することもありますので、ネコの健康管理に注意をすることです。もし、抗体が陰性の場合、今後ネコへの初感染、糞便からのあなた方への感染の危険性が生じることになると思いますので、以下のことに留意されてはいかがでしょう。
(1) 完全室内飼い
(2) 食餌はネコ用ドライフードか缶詰のみ
(3) 肉類を与えるときは十分に加熱する
(4) ネコとの密接な接触は避ける
(5) トイレ掃除はその日のうちに。また糞便を直接触らないように手袋など
それと同時に、あなたから義父母様へ、そろそろ妊娠を考えていること、トキソプラズマという感染症があり、ネコの糞便などから妊婦に感染すると、ご自身のような初感染の場合、胎児に影響することがある旨を、分かりやすく説明してあげて、理解協力して頂くことが大切でしょうね。言いにくければ、ご主人からも話してもらって下さい。
江見先生  小野レディースクリニック(小野市)08.10.31

妊娠中は流産や早産の原因になるから断乳するように言われたのですが?
先日検査薬で陽性の反応がでまして、本日1人目(1歳6ヶ月)の時と同じ産病院に行ってきました。こちらの以前の掲示板でも、妊娠中の授乳は問題ないと書いてあるのを知っていました。1歳6ヶ月になる息子は、昼間は保育園に行っていますので、授乳は夜間のみです。先生に『経過が順調であればおっぱいを続けたいのですが』と言うと、先生は『色々な意見があると思うが、自分個人としては断乳するように指導している』とおっしゃりました。理由は、早産・流産の原因になるからということでした。帰り際に、助産師さんにもお話を聞こうと思い、先生の意見はこのようだが、自分は続けたいと言うと、すぐに断乳しなさいというわけではないが、やはり徐々に減らしていけるようにしたほうが・・とのアドバイスでした。やはり、病院によっても方針が違ったりするのでしょうか??私は、おっぱいでのコミニュケーションを大切に思っていますので、病院をかえることも検討しています。よろしくお願いいたします。

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回答  たまごママネット医師団
 産婦人科医も個人個人によって多少考え方が違うでしょうが、我々のクリニックでは、お子さんが求めているうちは、無理な断乳は勧めていません。離乳食、幼児食も始まり、子どもにとっておっぱいが不可欠の栄養ではない時期になっても、同時に心の拠り所でもあるからです。母乳は心の栄養としての意味があり、この時期の授乳こそが完全母乳育児の真髄というふうに考える方もおられます。これまで、母親への信頼の象徴だったおっぱいが、最後の最後に嫌なイメージで、子どもにとっても辛い体験で締めくくられてしまうかもしれません。
 逆に、突然の断乳によって母子関係に問題が生じるとか、子どもの情緒に悪影響が強く出るかというと、もちろん殆どのケースで特別な問題は生じないと思います。意外とあっさりと卒乳していき、かえって肩すかしのように感じられるお母様も多いと思います。母子関係は何も授乳だけではなく、子どもを取り巻くトータルなものだからでしょう。
 断乳の理由になっている、授乳による子宮収縮についてですが、正常な妊娠なら授乳したくらいでは、流産はしないですし、当院でも授乳が原因と考えられる流早産は経験しておりません。授乳を継続されておられるお母様方は、日常生活一般にもより十分な注意をされておられることもあるのでしょうか。
 味などの変化からか、妊娠中期ごろに子どもの方から自然に卒乳していったという事例も聞きます。上のお子さんが乳首に吸い付くのがどうにも生理的に気持ち悪くなり、なんとなく、おっぱいをねだられてもすぐに応じず、「あとでね」などとぐずついているうちに、子どものほうからもあまりねだらなくなって、いつの間にか卒乳したという事例もあります。
 以上のように、様々なケース、様々な考え方がありますので、ご自身なりの考えで、今後の授乳方針を決められればよいと思います。
 ただし、個人差もありますので、授乳をすると下腹部が痛くなる場合は、断乳をお勧めせざるを得ません。また性器出血などの切迫流産兆候が見られれば、ドクターストップと考えて下さい。上のお子様も大事ですが、妊娠中の小さな胎児も同じくかけがえのない家族の一員なのですから。
 最後に、今回のようにかかりつけの産婦人科の先生が「断乳派」だったらどうするかですが、先生のご方針は変わることはないと思われますので、「自己責任で続けさせて下さい」とでも言ってみますか。これからの経過中、出血その他の異常が起こった場合は、授乳の有無は診断治療に影響しますので、必ず授乳を継続している旨を申し出て頂かねばなりませんが、順調であれば授乳のことは話題に出さずに健診を続けますか? 昨今の産婦人科事情もあり、授乳の問題だけで、安易に産婦人科医院を代わるのもどうかと思いますので、もう一度、ご主人等とも十分に話し合われて結論を出されてはいかがでしょうか。
江見先生 小野レディースクリニック(小野市)08.10.25

死産をして、赤ちゃんが欲しいのですが不安です。
10年ぶりに授かった子を15週2日で死産しました。その1週間前にヘルニアと診断されて仕事を休み、薬を使わず休養していたのですが、痛みで歩けなくなり、産婦人科で薬を処方してもらう為受診すると、赤ちゃんの心臓が止まっているのが解りました。
出産後、お医者様より赤ちゃんの臍帯に細い箇所がありそれが死亡原因で、ヘルニアや、母親のせいではなく、先天的な異常だから仕方ないと言われました。ただ、妊娠初期に高熱(39度)が続いたり、その後も発熱したり、悪阻で1月で8キロ痩せたりしましたが、無理に仕事に行ったので私のせいで発育不良を起こしたのではないかと考え込んでいます。
現在婦人科で朝夕テルロン1錠、整形でロキソニン、テルネリン、アルキサを毎食後1錠処方されています。臍帯異常とは、赤ちゃんのもって生まれた物でしょうか。また、ヘルニアが治ったら(痛みがとれ、薬を飲まなくなったら)妊娠しても大丈夫でしょうか。それとも時間を空けた方が良いのか。時間を空けると高齢(私37歳夫43歳)なので赤ちゃんが望めなくなるのではと悩んでいます。よろしくお願いします。

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回答 たまごママネット医師団
つらい思いをされましたね、心中お察し申し上げます。
妊娠初期の発熱や妊娠悪阻あるいは母親の過労と臍帯の異常とは無関係でしょう。また次回妊娠時に同様の異常が起こるリスクは非常に小さいと考えられます。
ヘルニア(椎間板ヘルニア?)の症状が改善されれば、またおつくりになればよいと思います。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.10.24

妊娠初期の薬、クラリチン レディタブ、ポララミンの影響が心配です
最終月経9月7日〜。
10月13日に妊娠検査薬で陽性が出ました。12日夜か、13日の朝まで薬を飲んでいたので気になって今日(初めての診察です)の診察で聞くと、「奇形児の可能性もなくはないから、ご主人と相談して1週間後に来てください」と言われました。
薬が・・朝 クラリチン レディタブ10mg
    夜 ポララミン
を、服用していました。全く妊娠を想像していなかったので かなり飲んでしっまっています。
産みたいのですが、親からは奇形児だと大変だからと反対意見も出ています。
どうか、先生方のご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

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回答  たまごママネット医師団
 アレルギー性鼻炎・皮膚炎、蕁麻疹などの疾患に対して抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬剤がよく用いられます。妊娠中であっても著しい鼻づまりやかゆみなどを伴うアレルギー性疾患に対して症状に応じて抗ヒスタミン薬が処方されることはあります。
  ポララミンは昔からあるお薬で眠気などの副作用が強いのですが、胎児への安全性が高いので、かゆくて不眠になるような蕁麻疹などには比較的安心して処方できます。また最近ではクラリチン(薬剤名:ロラタジン)も、動物実験やヒトでの使用例において胎児への安全性を示すデータが蓄積されています。このように両薬剤は妊娠中でも使用可能な薬と考えられています。

 胎児に奇形があるかないかは産んでみなければ分からないことが多いのですが、現在までの情報から考えて、これらの薬剤のせいで胎児奇形の発生率が高まる恐れはなさそうですので、そのまま妊娠を継続されればよいでしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.10.21

妊娠初期のレントゲン被爆についての質問です。
以前の回答例も参考にさせて頂いたのですが、どうしても気になる点があるので宜しくお願い致します。
最終の生理開始が9/8で28日周期。妊娠しているとは思わずに、9/24に人間ドックを受けました。
10/8に妊娠検査薬で陽性になり、10/16に受診して妊娠が確認されたものです。
その際医師に、人間ドックでバリウムを飲んで胃レントゲン撮影をした旨を告げたところ、医師の態度が急変し「どうしてそんなの受けたの?受精卵になっている状態で、一番レントゲンの影響をうけやすい時期だった。奇形の問題がある」と言われ妊娠継続についてはご主人と相談しなさいと言われました。
あまりにショックでネットで検索しこちらの過去の回答例も拝見させて頂きましたが、受精卵の状態で影響があれば既に流産しているはずなので、私の場合現段階では問題ないと考えてよろしいのでしょうか?それとも、初期流産という形で今後流産する可能性が高いということでしょうか?不安で仕方がありません。

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回答 たまごママネット医師団
最終月経初日が9月8日で、9月24日に人間ドックでバリウムによる胃透視を受けた、ということですね。そうすると胃透視はおそらく受精の前後数日以内となります。確かにこの時期に大量の放射線を浴びると受精卵が死滅する可能性がありますが、もしそうであれば早期に受精卵が流れてしまって妊娠自体に気づかないまま終わっているものとおもわれます。今現在、妊娠の診断を受けられているということは、そのようなことがなかったということです。
国際放射線防護委員会(ICRP)の資料によれば、受精卵の死滅や胎児奇形を引き起こすのに必要な放射線量は最低でも100ミリシーベルト以上であり、胃透視による胎児被曝線量は通常、10ミリシーベルトを超えません。したがって胃透視のせいで流産したり胎児奇形が発生したりする心配はありません。またその程度の被曝量で胎児の将来の発がん率が明らかに高くなるということもないでしょう。
子どもさんを望まれているのなら、そのまま妊娠を継続されればよいと考えます。
衣笠先生  尼崎医療生協病院産婦人科 08.10.18
産後、リボトリールを服用しながら授乳は可能でしょうか?
心療内科で社会不安障害と診断され、妊娠前六か月間〜現在(妊娠9か月)にいたるまで、リボトリールを0.5mgを半分もしくは四分の一にして服用しています(一日一回)主治医の見解では妊娠中の服用は特に問題はないと思うが、産後服用を続けるのであればミルクにするようにとのことです。
私としては母乳で育てたいので、薬を変えるなど方法はないかと尋ねたところ、ミルクで何の問題があるのかといったような感じでした。まだ完全に断薬する自信がありません。
こちらでご意見をうかがいたく思います。もしそれが無理であれば、母乳育児に力をいれている小児科、心療内科などでセカンドオピニオンをうかがいたいと思うのですがなかなか見つからないので、探す方法を教えていただけるとありがたく思います。
よろしくお願いいたします。

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回答  たまごママネット医師団
リボトリール(クロナゼパム)は、血漿中の濃度の30%くらいの濃度で母乳中にでてきます。
通常の投与量では児への悪影響は少なく授乳可とされていますので、ご質問の服用量では授乳を続けても大丈夫と思われます。お子様への影響は眠りがちになるなどの形ででますので一応注意が必要です。
平林先生 大阪市立十三市民病院小児科 06.10.17

妊娠高血圧症候群や常位胎盤早期剥離を繰り返す可能性は高いのでしょうか?
妊娠18週で妊娠高血圧症候群と診断され、自宅安静をしていました。22週に入った頃、常位胎盤早期剥離で緊急帝王切開となり、子どもは助かりませんでした。結婚して1年たち、ようやく授かった子どもでした。すぐにでも次の子どもが欲しいと思っているのですが、インターネットで調べると、帝王切開後は次の妊娠まで1年は期間を空けたほうが良いとあるのですが、やはり1年は妊娠しないほうが良いのでしょうか。二人目を妊娠をした場合、妊娠高血圧症候群や常位胎盤早期剥離を繰り返す可能性は高いのでしょうか。とても不安です。

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回答 たまごママネット医師団
妊娠高血圧症候群や胎盤早期剥離は確かに次回妊娠時にも反復して発症する場合があります。再発率は報告者によって異なりますが、それぞれ10〜20%内外でしょう。
ただしあなたの場合には、それぞれ妊娠18週、22週とかなり早い時期に発症していますので、いくぶん再発リスクが高いかもしれません。

お話を伺っただけでは詳細は分かりませんが、もともと血液が固まりやすい病気(血栓性素因)などをもっておられないかどうか、以前に診ていただいた産婦人科か、もしくは血液内科に一度相談されてから次回以後の妊娠をお考えになった方がよいのではないかと思います。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.10.8

胎児の成長が遅く繋留流産の可能性があると言われ心配です。
初妊で喜んでいた矢先、ちょうど8Wに入った3回目の(2回目の再診でも赤ちゃんの姿はうっすらしか見えてませんでした)再診で赤ちゃんが通常に比べとても小さく(ぼやけた丸い形、心拍もなし)先生より「細胞分裂ができておらず、成長がしていない、稽留流産の可能性があります。2日後にもう一度見させて下さい」と言われました。初めて耳にした【稽留流産】、沢山の方が体験されその励ましに涙が止まりませんでした。覚悟と希望を胸に2日後の再診のエコーで、2日前までは丸いままだったのに二頭身(お米を二つ縦に並べた状態)にまで成長してました。しかし心拍は未だ確認されず。でも先生は「まだ望みはある周期が遅れていたのかもしれない、4日後来て下さい」とのことでした。こういったことはあることなのでしょうか?皆さんの体験を伺っているとこのケースで成長した例は殆どなく不安です。また、たとえ成長できても何ら問題を生じている可能性が高いでしょうか?4日後の再診(9Wの前日)をおとなしく待つべきでしょうが不安で不安でたまりません。良いことも悪いことも教えて頂ければ気持ちの整理もつくと思い、質問させて頂きました。

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回答 たまごママネット医師団
最終月経から8週間経っていても妊娠時期がずれていて、実際には妊娠5〜6週という場合もありますので、担当の先生はもう少し経過を見ないと正常妊娠とも流産とも判定できないとお考えになったのでしょう。
周りの方々の体験談を聴かれるのは結構ですが、それがあなたの場合に当てはまるかどうかは分からないのです。
まずは担当の先生を信頼して予約された日に受診されることをお勧めします。無事に育っていることを祈りますが、たとえ今回流産に終わったとしても悲観されることはありません。
全妊娠の15%(以上)は流産となりますが、多くの方はその後に健児を得ています。
心穏やかに次回の診察をお待ちください。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.9.23

私のミスで処方された薬(バファリン81)の服用回数を間違えてしまいました影響が心配です。
現在4週5日(最終月経より34日目)です。
今期は妊娠してないと思い込んでいて、妊娠に気付いて慌てて(最終月経31日目より)バファリンを服用し始めました。
ところが、1日1錠の所を、1日3錠3日間飲み、今日2錠飲んだ所で気が付きました。
初期なので赤ちゃんに薬の影響等はありますか?ちなみに、流産2回_出産1回_流産1回で3回目の流産の後に不育症専門の大学病院にて細かい検査をしました。結果、第十二因子の数値がギリギリ正常範囲で(2回検査して2回とも)他には特に気になる点もないと言うことでした。
そこで過去に3回の流産経験もあることだし・・・と言うことでバファリン81mgを服用することになりました。なぜこんな間違いをしてしまったのかとても悔やみ、赤ちゃんは大丈夫かとても心配です。どうかご返答お願い致します。

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回答 たまごママネット医師団
お話を伺ったところでは、バファリンを1日1回1錠(81mg)飲むべきところを、1日3錠(243mg)_3日間と2錠_1日服用されたということですね。
流産予防の目的で使用されるバファリンは1錠中にアスピリンとして81mgを含んでいますが、痛み止めの目的で使うバファリンには1錠中に330mgのアスピリンが含まれています。
330mgのバファリンは妊娠中には使用しないこととされていますが、現在までの報告では、この330mgを使用した場合でも胎児の先天異常は増えていないようです。したがって1日3錠(243mg)飲んだからといってただちに胎児に悪影響が現れるとは考えられません。ただし今後はご注意ください。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.9.15


妊娠初期にセレスタミンを飲んでしまいました。中絶を考えた方がいいのでしょうか?
現在妊娠4週目です。状況としましては・・・
8月11日〜最終生理
8月23日 性交
9月4日  妊娠検査薬_陰性
9月5日〜9日 1日3回セレスタミンを服用
9月10日 朝のみセレスタミン服用、その後妊娠検査薬_陽性
普段アレルギー等もないのですが、手が荒れてしまい広がって痒くて眠れないほどでした。
皮膚科を受診した時にセレスタミンを処方されました。
先生には妊娠の可能性を聞かれた時に「生理25日目で検査薬をしたら陰性でした。」
と伝えたら、「じゃあ薬は平気ね。」といったやり取り出た薬でしたが、私もまさか妊娠しているとは思ってもおらず、
しかもネットで見るととても強い薬のようなので、今毎日心配で仕方ありません。

せっかく授かった命なので産みたいと思っています。
赤ちゃんに障害が出る可能性はありますか?
お薬は中絶を考えた方がよいほどの危険性があるのでしょうか?

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回答 たまごママネット医師団
最終月経が8月11日からで、最後に「セレスタミン」を服用されたのが9月10日ですから、最終月経初日から30日後になります。
  一般的にこの時期に服用した薬が胎児奇形を引き起こす危険性はきわめて小さいと考えられています。セレスタミンは抗ヒスタミン薬であるクロルフェニラミンとステロイドホルモン薬であるベタメタゾンとの合剤ですが、クロルフェニラミンは妊娠中でも症状に応じて使用できます。
ベタメタゾンは大量に使用すると胎児に影響が現れる可能性がありますが、セレスタミンのなかに含まれている同成分は比較的少量であり、胎児への影響は小さいと考えられます。

以上より、先天異常がないかどうかは生まれてみないと分かりませんが、少なくともお薬の服用時期と成分から考えて、あなたのお子様に先天異常が発生する確率が他のお子様と比べて高くなっているという心配はなさそうです。
もともと子どもさんを希望されていたのならあきらめる必要はありません。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.9.14


妊娠中のトキソプラズマの胎児への影響について教えてください。
7月にドイツで第2子を出産しました。私が妊娠初期にトキソプラズマに感染したという検査結果がでたため、その後抗生剤を服用し、羊水検査では羊水には感染していないとの診断でした。
生後まもなくから子どもに感染していないかを検査するため、いくつも検査を受けています。今のところ、血液検査や耳などには感染の疑いはないという報告を受けました。今日は目に障害が出てないかの検査を受けました。ドクターによると左目は問題ないが、右目は少しおかしなところがあるのでセカンドオピニオンを受けるように他の病院を紹介されました。
私の疑問は、
*羊水検査で羊水に感染していなくても、子どもに感染するのか?
*血液検査で問題なくても、目に障害がでるのか?
*仮に目に疑いがあった場合、どういう治療がされるのか?また今後どういう症状が起こりうるのか?
海外の病院ということもあり、言葉の問題も完全に理解できない部分もあり、かなり不安です。
周りにトキソプラズマに感染したという知り合いもいなく、わからないことばかりで・・・。
子どもは便秘がちということを除いては、見る限りでは元気に育っています。
回答  たまごママネット医師団
率直に申し上げて、あなたやお子様の検査結果をメールで伝え聞いただけの日本人医師(私)がお答えするよりも、実際に診察されたドイツ人医師から再度説明していただいた方が正確で信頼に値するでしょう。ドイツ語の堪能な現地の日本人、あるいは日本語の堪能なドイツ人に同席していただくか、それが無理ならドイツ語あるいは英語による文書で説明していただいて、あとで翻訳するなどされてはいかがでしょうか?

以下は一般論としてお読みください。
*羊水検査で羊水に感染していなくても、子どもに感染するのか?
実際に胎児がトキソプラズマに感染していても、羊水検査で陽性となったのは64%であったという報告もありますので、逆に言うと36%は「偽陰性」であったということになります。したがってそのような可能性はあるということになります。
*血液検査で問題なくても、目に障害がでるのか?
新生児の血液検査でトキソプラズマIgM抗体が陽性であれば胎内感染と診断できますが、トキソプラズマに感染していても出生時には25-50%がIgM抗体陰性であるといわれていますので、血液検査で陰性でも目の障害(網脈絡膜炎)がでる可能性がないとは言えません。

*仮に目に疑いがあった場合、どういう治療がされるのか?また今後どういう症状が起こりうるのか?
もしもトキソプラズマ感染による網脈絡膜炎と診断されたら、薬物療法(pyrimethamine/sulfadiazine)が考慮されます。先天性トキソプラズマ感染症では出生時には無症状であっても、将来に視力障害や精神発達遅滞をきたす可能性があります。
ただし妊娠初期に母体がトキソプラズマに初感染しても、胎児の感染率は10%前後かそれ以下であり、あなたの場合、予防的に抗生剤(スピラマイシン)が投与されていて、羊水検査や新生児の血液検査で陰性であったことなどから推測すると、お子様が感染されている確率はかなり低いだろうと考えます。しかし直接、担当医のご意見を伺うことがベストだと思います。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.9.4

妊娠中の放射線の影響について教えてください。
最近、妊娠5週目であることが判明しました。
消化器内科医として病院に勤務しており、日常的に放射線を使用する治療(ERCPやイレウスチューブ挿入など)に携わっています。産科の主治医に放射線による胎児への影響について相談したところ、「腹部単純写真なら患者として100枚撮影したときに胎児への影響があるかどうか、というところです。医療者としてプロテクターを使用したうえで間接的に被爆する放射線量はずっと
少なくなるので、影響はないのでは?」と説明されました。しかし、ときには二時間以上透視下に働くこともありますし、照射だけでなく、何枚も撮影を行います。器官形成期は放射線の感受性が高いことを考え、放射線を使う仕事から外れることにしました。今後、妊娠中期、後期をどのようにすべきか悩んでいます。フィルムバッジの過去の記録では、一ヶ月にだいたい1mSV(腹部、プロテクター下で)を被曝しています。今後の対応について、アドバイスをお願いいたします。

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回答 たまごママネット医師団
ご存じのように、胎児は発育段階によって放射線被爆の影響が異なります。着床前は胎児の死亡(流産)、奇形は受精後2〜8週に、精神発達の遅滞は8〜15週に感受性が高くなります。癌および遺伝的影響に対する感受性の程度は何れの時期でも同じと考えられております。
通常、放射線の影響が発生する最小の線量である「しきい線量」が存在し、この「しきい線量」を越える被爆をした場合に影響が現れる「確定的影響」と、「しきい線量」が存在せず被爆線量に比例して発生率が増加すると考えられる「確率的影響」に分けられます。
流産、奇形、精神発達遅滞は、「確定的影響」と考えられており、それぞれの「しきい線量」は、死亡が50〜100mSv、奇形発生が100mSv、精神発達遅滞が120〜200mSvと想定されます。以上から、これまでの被爆線量であれば、胎児への流産、奇形、精神発達遅滞に関する心配は不要と考えられます。
 一方、「確率的影響」と考えられる、胎児期の放射線被曝によって誘発される悪性疾患(癌)のリスクは、小児期の被爆によるそれとほぼ同じ程度と考えられており、成人と比較すると感受性は2〜3倍になります。
よって、母親自身の疾患のために放射線診断が必要なケースでは、その正当性の判断を慎重に行い、適応すると判断されれば胎児被爆線量をできる限り低くなるように配慮して撮影等を行います。しかし、ご質問のようなケースでは、例えプロテクター下であっても、妊娠期間中は、撮影教務からはずさせてもらうべきであると考えます。
江見先生 小野レディースクリニック(小野市) 08.9.3

妊娠を希望していますが、降圧剤を服用しての妊娠は可能でしょうか?
現在、高血圧症と診断され1年前から降圧剤を服用しています。
先日、病院にて造影検査等をして分かったことは、腎臓の血管が全体的に細いため血流が悪いということで、レニンが多く出ているため血圧が高くなっているそうです。(腎血管性高血圧症を疑って検査をしたのですが、そうではありませんでした。)現在、一日にアムロジン1錠、アルドメット2錠を服用していて血圧は上が125下が85くらいになっています。(服用前は、上が150下が100でした)5歳の子どもが一人いますが、もう一人希望していて、内科の先生に相談したところ、「今の血圧のままでは腎臓への負担などもあるし、妊娠すると血圧ももっと上がって、そうするとお腹の子どもにも十分栄養がいかないで無事成長するとは限らないから、妊娠は無理。」と言われてしましました。(一応、妊娠を希望したことで薬をニューロタンからアルドメットに変えてくれま
したが)ネットや本で私なりに調べたところ、大丈夫なのでは?と思うのですが、内科医の先生の言うように、生まれてくる子どものリスクが高いなら諦めた方が良いのかなと。高血圧症の状態で妊娠を希望することは不可能なことなのでしょうか。

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回答 たまごママネット医師団
あなたの年齢や腎機能の状態など詳しい情報が分かりませんので、あくまでも一般的なお話ということでお聞きください。
現在、1日にアムロジン1錠、アルドメット2錠を服用していて血圧は125/85くらい、服用前は150/100程度であったということですから、この数値だけを見れば妊娠・出産は不可能であるとは言えません。軽症の高血圧の場合、妊娠中期以後は末梢血管が拡張してむしろ血圧が下降する場合もあります。ただし妊娠末期になると再び血圧が上昇して早期の分娩終了を余儀なくされることもあります。妊娠・出産の可否については、現在の担当医から検査データを渡していただいて、別の内科医師や産婦人科医師にセカンドオピニオンを求めてもよいでしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.9.2

胎盤早期剥離で死産しましたが次回の妊娠は一年半から二年空けなければならないのでしょうか?
今回、胎盤早期剥離にて死産しました。妊娠中毒症はなく、今回の原因は不明と主治医の弁。妊娠中、鼻炎がひどくくしゃみが出だすととまらずそのたびに腹圧がかかるので、市販のパブロン鼻炎カプセルを時々服用していました。今回の出来事に関連はありますか?(喘息・鼻炎あり)
 また、手術2日前に、妊娠後期の検診をしています。そのときの採血・検尿などで異常はわかるものですか?止血検査ではなかなか血が止まらなかったのですが。6年前帝王切開をしています。今回の妊娠経過中(24週から7ヶ月のあいだ)くしゃみをすると、お腹の中(身が切れるような)が痛かったのですが、癒着との関連はありますか?(その際先生に報告したのですが特になにをされるわけでもなかったです。)くしゃみのたびに泣きそうになるくらい痛かったのですが(痛みの部位は右下腹部や左上腹部と変化しました。8ヶ月頃には痛み消失していました。)
 次回の妊娠を希望しています(現在37才・夫51才)。当病院では1年半から2年あけてと助産師さんにいわれましたが、ネットで見ていると半年くらいから妊娠されている方がおられるので次回帝王切開ならば可能なんでしょうか? 

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回答  たまごママネット医師団
今回はとても残念でした。
主治医の先生も、胎盤早期剥離の原因の究明をされたと思いますが、最近は、全く正常に経過されておられた妊婦さんに突然発症し、予兆もなく、原因も明らかでないケースがしばしば経験されます。
さて、ご質問の鼻炎と今回の胎盤早期剥離の関連性はないと思います。また、胎盤早期剥離は基本的には突然発症しますので、たとえ2日前の健診や検査でも、異常がわからないことが殆どだと思います。
6年前に受けられた帝王切開の際に生じたと思われるお腹の中の癒着があった、ということが今回の帝王切開の際に確認でき、先生からも説明がありましたか? もし癒着があったのならば、その程度や範囲によっては、妊娠中の引きつるような腹部痛と関連があるかもしれません。もう一度主治医の先生にお聞きになられてはいかがでしょうか。
 次回、VBACを切望されないのであれば、今後授乳はされませんので、月経の再来は早いでしょうから、半年くらい経過されてから避妊を止められてもよいかと思います。
江見先生 小野レディースクリニック(小野市)08.8.30 

お聞きしたいのは尿糖についてです。
今、22wで双子を妊娠中です。19wの健診の時に尿糖が2+出たようで、健診から帰って母子手帳を見ると○印がありました。その時は医師から特に話はありませんでしたが、とても気になっています。しかも、次回の健診日が25wで1ヶ月以上間があいてしまうので、担当の医師に聞くことができません。
1度出ただけだから様子見で医師も話はしなかったのだろうと思いますが、昨日(22w)助産師外来があり、採尿するとまた糖が2+でした。
食事も間食や甘いもの・くだものは避け、大好きなご飯も毎食100グラム程度に抑え野菜や魚中心にしています。体重は非妊娠時が38キロで、妊娠初期に3キロ痩せてしまいましたが食べれるようになってから毎月1キロずつ増え現在39キロです。家族に糖尿病もいません。運動不足も原因のひとつかと、散歩を1日30分していたのですが、双子ということで運動はしないように助産師さんから言われました。(13wの時切迫流産になりかけて張り止めを1wだけ処方されました)次の健診日で担当医に話を聞こうと思っていますが、昨日の採尿で糖がでたのでとても心配になりメールをさせていただきました。

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回答 たまごママネット医師団
尿糖陽性が続く場合には血糖値の測定が必要ですが、妊娠中は血糖値が正常でも尿中に糖がおりやすくなることがあります(腎性糖尿)。
母子にとって血糖値が正常か異常か(妊娠糖尿病がないか)が重要であり、腎性糖尿自体には病的意義はありません。
妊娠初期に血糖値を調べられていますか?それで正常であったならさほど心配ないかもしれませんが、双胎妊娠でもありますので、次回健診時にでも血糖検査をお受けになればよいでしょう。もし血糖検査を一度も受けておられなかったら、早めにチェックしていただいたらよいと思います。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.8.26
子宮頚管縫縮術を受けるべきか教えてください
ただ今、妊娠17週・双子を妊娠中です。経過は順調ですが、双子ということで、医師から子宮頚管縫縮術(シロッカー)を薦められました。入院は10日間。
この手術をすると早産になりにくいらしいのですが、(後で助産士にこの手術をしていない双子妊婦さんは妊娠30週程で緊急で運ばれる人がよくいると言われました。)子宮の手術したために破水_流産のリスクもあるらしいです。
手術は20週までにしなくてはならず、仮に破水すると赤ちゃんは天国に行ってしまいます・・・。でも、早産で30週だとなんとか生きることができるかも思うのです。
医師には家族で相談してから結論を出してくださいといわれたのですが?う選択したらいいかまるで分かりません。(仕事も現在、パート派遣をしていて、急に10日も休めませんので辞めないといけませんし、私の方が夫より収入がいいのでこれからが不安です。)質問ですが、一般論で結構ですので、手術による20週以内の破水の可能性と、30週くらいの早産の可能性を教えてください。
双子妊娠で経過に問題がない場合、子宮頚管縫縮術をするのは病院の方針によって違うのでしょうか?

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回答 たまごママネット医師団
私自身はあなたを実際に診察したわけではなく、たとえば現在、子宮頸管の長さが何cmあるのかといった情報を持ち合わせていませんので、これはあくまでも一般論としてお読みください。

子宮頸管縫縮術が早産の予防にどれだけ有効なのか、実ははっきりと分かっていないことが多いのです。本当に子宮頸管縫縮術が有効であろうと予想されるのは、妊娠中期から後期にかけて、さしたるお腹の痛みや張りもないのに突然子宮口が開いて流産や早産に至った経験が2回以上あるような症例です(このような症例を子宮頸管無力症と呼びます)。それ以外のケースでこの手術がどれだけ早産予防に貢献できるか、よく分かっていないのです。有効であるという報告もあれば無効であるという報告もあります。手術手技自体も医師によっていくぶん異なるでしょうから、単純な比較ができないところもあります。

確かに双胎妊娠(双子)は早産になりやすいので、積極的に頸管縫縮術を行っている施設もあります。ただし大規模な数の双胎妊娠を集めて比較した研究では、頸管縫縮術を実施した群としなかった群との間で早産率に差はなかったようです。しかしその結果が、あなたの担当医師があなたに対して同手術を実施した場合にも当てはまるかどうかは分かりません。個々の症例や担当医師の技量などによっても手術の結果が異なってくる可能性はあります。

担当の先生は手術による破水のリスクは、しなかった場合の早産のリスクよりもずっと小さいという自信がおありだから手術を勧められているのでしょう。それで納得されれば手術をお受けになればよいし、不安の方が強ければ見合わせられればよいと思います。なお頸管縫縮術をお受けになっても、双子の場合は単胎妊娠よりも早産のリスクが高いので、妊娠後期に入ってある程度の週数になれば早めに休職する心づもりをされておいた方がよいでしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.6.21


産後4か月経ちますが悪露があり心配です。
今年の2月6日に出産したものです。
現在出産してからもうすぐ4ヶ月経つのですが、今でもごくわずかですが悪露がまだあります。
先月病院に行って診察してもらい、特に問題ないと言われましたが、なかなか止まらないので心配しています。
出産は吸引分娩でだいぶ亀裂がひどかったようです。
悪露がまだ終らない原因として、なにが考えられますでしょうか?
また、ガンなどの怖い病気にならないかとも心配しています。
現在は母乳とミルクの混合なので、薬も処方されませんでした。すみませんがよろしくお願いいたします。

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回答  たまごママネット医師団
一般に、産後4〜6週間は産褥(さんじょく)期と呼ばれ、この期間を経れば母体は妊娠前の状態に戻っていきます。子宮内からの排出物である悪露も、はじめは血性で量も多いのですが、次第に茶色から黄色、白色へと色調が変化し、それに伴って量も軽減していきます。今回のご質問の方のようにお産後も断続的に4ヶ月近く出血が続いているということは、きっちりとその原因を調べてみる必要があると思われます。
 出血の原因には色々なことがありますが、一番可能性が高いのが、胎盤や卵膜の一部が子宮の中にまだ残っていることが考えられます。これは、経膣エコーでほぼ確実に診断できます。
もしその疑いがあるのであれば、早めの処置が必要です。処置の際の大量出血等に十分注意が必要で、場合によっては、予め子宮鏡という内視鏡検査を行うこともあります。
 吸引分娩の際の、膣壁や外陰部の傷はすでに癒えており、持続する出血の原因となることはないと思われます。 子宮頸ガンに関しても、今回の妊娠初期に検査を受けておられると思いますので、心配ないと思います(先生に確認して下さい)。子宮頚管ポリープ、子宮膣部びらん、子宮内膜に顔を出した子宮筋腫などが原因となることもありますし、また、まれではありますが、絨毛性疾患が潜んでいることがあります。これらの疾患は、婦人科的診察(内診)、組織的検査、経膣超音波検査、または必要に応じて子宮鏡検査などにより診断することができます。他に特別な場合として、出血傾向をもたらすような内科的疾患の合併などもありますが、これら全身的疾患は血液検査などで鑑別することができます。
 以上のような疾患がいずれも否定的な場合に、機能性子宮出血(ホルモンのバランス異常による出血)の可能性を考えます。産後4ヶ月めで、まだ授乳中(混合栄養)ですので、月経はきっちりとは再開せず、無排卵月経のことも多く、ホルモン値が不安定な状態では、通常の月経と違ってだらだらと出血が続いたりします。このような場合は、少しお乳の出が悪くなりますが、相談の上ホルモン剤を服用してもらうこともあります。
 育児でお忙しいと思いますが、もう一度早めに、かかりつけの病院を受診されて相談されてはいかがでしょうか。
江見先生 小野レディースクリニック(小野市)08.6.5

頚部浮腫8ミリを指摘され不安です。
イタリア在住、42歳になる、10歳の娘が居る妊婦です。イタリアでは高齢出産が多く、羊水、じゅう毛検査を受けるのは普通のことになってます。36歳以上の妊婦は無料でこうした出生前診断が受けられます。ですから、日本で言われているほどリスクの高い感覚がありません。私は前回は、まだ31歳だったのですが、9ヶ月不安を抱えて妊娠生活を過ごすよりはと、じゅう毛検査を受けました(若かったのでプライべートに行って15万円くらい払いました)。昨日のじゅう毛検査で、エコを見た際先生に、胎児の後頭部の8ミリの厚さのNTを指摘(妊娠12週と4日間の現在)されました。所謂胎児水腫と言うものですね。掲示板を見ている限り、皆さん、4ミリの厚さでダウン症などの異常の可能性を話されているようなので、かなり不安になりました。先生には、50%の確率でじゅう毛検査の結果に異常が発見されるだろうと言われました。しかし全ての異常が発見されるわけではなく、検査で異常無しでも、胎児水腫の場合、出産後にやはり異常があると言う可能性もある、と言われ、不安で不安で夜も眠れません。
そこで質問なのですが、
1) じゅう毛検査で、万が一異常なし、とされて、しかし、実際には何か異常を持って生まれる、と言う可能性はどのくらいでしょうか?正常に生まれる可能性もありますか?
2) この8ミリと言う数値は、どれだけの確率で異常があると言うことになりますか(母体が42歳)
3) 心臓奇形と言う確率も高いらしいですが、これは20週目の胎児精密超音波検査で発見されますか?
しかし、その後の中絶法は陣痛促進剤による出産と言う形と聞いたので、それが心配です。
結局今できることは、じゅう毛検査の結果待ちしかないのですが、初めてのことで不安でたまりません。どうかよろしくお願いします。

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回答 たまごママネット医師団
このご質問は実際にエコーをご覧になった先生に直接お尋ねになった方がよいと思います。
お話の通りNTの厚さが8mmあるのなら、染色体異常やその他の先天奇形の確率は高くなります。染色体異常でもダウン症の場合にはNTはそれほど厚くないことが多く、18トリソミーや13トリソミーといった、より重篤な染色体異常の可能性があります。またNTがあれば染色体異常以外の先天奇形、たとえば心奇形などの頻度が増加することも知られています。

ただしあなたの場合にそれぞれの先天異常の発生率がどの程度になるのか、私の手持ちの資料でははっきりと答えられません。たとえば心奇形の発生率などは報告者によって幾分異なるのではないでしょうか。

とりあえず、まずは絨毛検査の結果を待つしかないでしょう。それで異常がなく、妊娠継続をご希望なら、あとはエコーで胎児発育を確認することになります。確かにある程度まで胎児が発育しないと心奇形を正確に診断できないでしょうし、また専門家がエコー検査を行っても先天奇形を100%発見できるわけではありません。ただし心奇形を含めて多くの先天奇形はある程度まで手術による矯正が可能です。この点が染色体異常とは決定的に異なります。
まずは担当医師からのご説明をお待ちください。
衣笠先生  尼崎医療生協病院産婦人科 08.5.20
授乳中ですが子宮内膜症の治療を始めるべきか悩んでいます。
6ヶ月の息子(完母)がいるのですが、子宮内膜症の治療を始めるべきか悩んでいます。
実は不妊治療の結果、今の息子を妊娠・出産する事が出来たのですが、不妊の原因が左卵巣のチョコレート膿胞、右卵管の癒着でした。
その際のチョコレートは大きさが最終的に直径6cmで、経膣で穿刺針を刺し吸い出す、という治療方法を取りました。
ピル(マーベロン)を服用し、全身麻酔での日帰り手術でした。
その後体外受精で妊娠・出産しました。
出産後の1ヶ月健診の内診で、左卵巣にまたチョコが見つかりました。
まだ3cmでしたので、様子見という形を取りました。
そのまま現在に至っているのですが、4ヶ月に入ってすぐの頃と、5ヶ月半の時に、おりものに血が混じっていた時があり、「生理がきた?」と思ったら1日でなくなりました。
これは不正出血?と不安になってしまいました。
早急に何らかの治療を開始すべきか、断乳しなければならなくなるなら
もう少しだけ先に延ばそうか迷っています。
まずは受診を、というのは分かってはいるのですが思い切れません。
自分勝手な悩みではありますが、何卒アドバイスをお願い致します。

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回答  たまごママネット医師団
現在、産後6ヶ月、完全母乳栄養ということですね(「完母」=「完全母乳栄養」、あるいは「完璧な母親」?)。

 メールだけで判断するのは困難ですが、産後4−5ヶ月で月経ともいえない少量の出血がみられた場合、最も考えやすいのは「機能性子宮出血」といって卵巣からの女性ホルモンの影響で子宮内膜から出血がみられるものです。月経も広い意味では「機能性子宮出血」なのですが、不規則に短期間あるいは長期にわたって予期せぬ出血がみられる場合にそう呼んでいるようです。

妊娠中活動を停止していた卵巣が妊娠終了後に活動を再開したものの、乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)などの影響で卵胞の発育が悪く、きちんと排卵しない状態が続くと、女性ホルモンの分泌が乱れて不規則に少量の出血がみられることがあります。産後このような「機能性出血」がみられることはよくありますので、症状からただちに子宮内膜症の再発を疑う必要はないでしょう。

もちろんまったく診察もせずに「機能性子宮出血」という診断を下せる医者はいません。
ご心配なら一度かかりつけの医師を受診されて、それ以外の病気、たとえば子宮癌などを除外していただくに越したことはありません。近いうちに受診されることをお勧めします。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.5.9

イタリアで妊娠中ですが流産を防ぐために毎日皮下注射をしていますが薬剤が心配です。
私は、3度体外受精をしてだめだったのですが、39歳で自然妊娠をしました。でも、11週目にして流産しました。
そして、43歳にして再度自然妊娠したわけですが、イタリアの病院(今、イタリアに住んでいる)で、流産した時の原因がわからないと言われ、流産を防ぐために毎日皮下注射をしています。
日本語の名前はわからないのですが、イタリア語では、SELEPARINA2.850U.I antiXa/0.3ml soluzione iniettabile -NADROPARINA CALCICA- (Antitrombotici- derivati dall'eparina)というものです。ドクターからは、出産までこの注射をしたほうがいいと言われました。
今、イタリアなんですが、日本に帰らなければならない事情がありまして、多分出産は日本でするようになると思います。
そこで、質問なですが、日本にも、流産をしにくいようにするような薬、もしくは注射のようなものはあるのでしょうか。

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回答 たまごママネット医師団
"SELEPARINA"はナドロパリンという薬剤の商品名であり、「低分子ヘパリン製剤」の一種です。ヘパリンというのは血が固まるのを防ぐ作用のある薬剤ですが、「低分子ヘパリン製剤」は従来のヘパリンに比べて副作用が軽度で効果が長続きするというメリットがあり、現在使用例が増加しています。使用目的はおもに「播種性血管内凝固症候群(全身の血管の中で血が固まってしまう病気)」や「血栓塞栓症(血管内に出来た血の塊(=血栓)が肺など重要な臓器の血管に詰まって急激な循環障害を起こす病気)」の治療や予防です。海外では習慣性流産の予防にも使用されるケースがあるようです。
  これは流産の原因の一部に「抗リン脂質抗体症候群」といって、やはり胎盤周囲の血管内に血栓が生じて血流障害を起こして流産を起こす病気が含まれているからです。 
  ただ抗リン脂質抗体症候群と診断のついていない原因不明の流産に対してこの薬剤を使用して、使用しなかった場合に比べてどれだけ生児の獲得率(=妊娠の成功率)が上昇するのか、まだ十分なデータは蓄積されていないと考えます。
また日本でも「フラグミン」などの低分子ヘパリンは販売されていますが、妊婦に対する使用は「禁忌」とされていて、よほどやむを得ない事情がないかぎり使いづらいのが現状です。
 それに代わる抗血栓薬としては従来から使用されているヘパリン製剤や低用量アスピリン製剤などがあります。また漢方薬の「柴苓湯」が有効であったという報告もあります。

43歳ですといくぶん流産のリスクは高くなりますが、担当医とご相談の上、最善の治療をお受けになってください。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.5.2


6w1dのお腹の赤ちゃんが小さいと言われ心配です。
6w1dの日に2回目の診察に行きました。その時10mmと言われました。「普通は15〜20mmなので小さいです。育たないかもしれません。」と言われました。10mmは小さすぎですか?また育たない可能性の方が高いのでしょうか?初めての妊娠で不安が続いています。

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回答  たまごママネット医師団
ご質問は実際にエコーをご覧になった担当医師になさったほうがよいでしょう。
ここではあくまでも一般論としてお答えします。

「10mmと言われた」ということですが、お話から推察するにおそらく「胎嚢」(たいのう=胎児の袋)の直径が10mmだったということでしょうね。確かに妊娠6週であれば胎嚢の平均的なサイズは20mm前後ですが、計測ポイントにより多少の変動はありますし、また最終月経初日から計算した週数が6週でも実際の妊娠週数は4−5週であることもざらにあります。
  一度診察しただけで流産の診断を下したり、胎児発育を評価することは困難です。 一般的には腹痛や出血などの症状がなければ、あまり取り越し苦労をなさらずに次回診察日をお待ちいただいたらよいでしょう。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.4.9

妊娠初期に飲んだ薬の相談です。
皮膚疾患(自家感作性皮膚炎)の治療で、年末から3ヶ月間、「プレドニン」、「ムコスタ」、「ジルテック10」を服用しました。炎症が治まり、「プレドニン」は、量を減らしていたところでしたが、4週目から6週目まで2.5ミリを二日おきに。「ムコスタ」は7週目末まで毎日3錠。「ジルテック」は6週目くらいまで毎日1錠服用しました。
薬を飲んだら一番危険な時期だったと知り、とても不安です。とくに、「プレドニン」は催奇性があるとの記述を見ました。
皮膚科にかかるときに、「妊娠を考えている」旨伝えたので、出された薬も安心して飲んでいたのですが、不信感が募っています。もっときちんと確認するべきだったと悔やまれます。
仕事に追われ、今回、妊娠のチェックを先延ばしにしていたことも、残念でなりません。
産婦人科には週明けに行くつもりです。
40歳で、去年流産していて、次は産みたいと思っています。高齢なのに、さらにリスクが高まったかと思うと辛いです。
要領を得なくてすみません。
薬の影響がわかれば、教えていただけるとうれしいです。

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回答 たまごママネット医師団
4週目から6週目までプレドニン2.5ミリグラムを二日おきに服用されたということですが、これは通常の初回投与量の1/10以下であり、治療効果を期待するというよりも急に中止して反動で皮膚炎が悪化するのを防ぐためでしょうね。
その程度の量であれば、母体内にもともと存在する副腎ステロイドホルモン量よりもずっと少ないでしょうから、胎児への悪影響を恐れる必要はないでしょう。
  またムコスタやジルテックについても特に心配する必要はありません。
もちろん何も薬を飲まずに済めばそれに越したことはありませんが、今まで服薬されたことであなたのお子様のリスクが高まったとは思えませんので、心穏やかに妊娠生活をお過ごしください。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.3.25

NT12ミリ 腹部と頭部にも浮腫の所見があり不安です。
12週2日で妊婦健診の主治医受診。NT5.9ミリを指摘され、大学病院を紹介して頂き、即日受診しました。その結果NT12ミリ 腹部と頭部にも浮腫の所見があり、今後の妊娠の方向性について夫婦で話し合いをしつつ納得した結論を出そうと思っています。人工死産を選択した場合もこのケースでは合法であるとの説明を受けました。今回のケースでは母体に影響があるので先生がそのようにおっしゃったのでしょうか。
(決して、人工的な処置を加えるのを勧められたわけではありません)このNTはかなり重く、12週に至るまでにお腹の中でなくなるケースも多いというのも先生のお話しでは理解しました。まだ、心音も聞こえ、心臓も動いています。その他、考えられるいろいろなケースを教えて下さい。
通常の生活をしていて、治療は何もしていません。

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回答  たまごママネット医師団
この問題に関しては、実際にエコー画像をご覧になった担当の先生に詳しく聞いていただくのが一番です。われわれが伝聞・推定だけでとやかく申し上げるべきではありません。

しかし医療相談コーナーですので、あえて一言申し上げます。お話を伺ったかぎりでは、あなたのお腹の胎児は全身の浮腫(胎児水腫といいます)を伴う、重症の頸部リンパ管腫をもっている可能性があるようですね。それであれば胎児の救命は難しいので担当の先生のご説明は理解できます。母体にとって特に危険であるというわけではないでしょう。担当医に改めてご確認ください。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.3.18
妊娠初期の麻黄湯は胎児に影響はありませんか?心配です。
最終月経が、2月8日〜14日でした。
今月に入っても高温期が続き、もしかして妊娠ノ?と思い、妊娠検査薬で調べてみたところ陽性反応が出てたので産婦人科に行きました。病院の先生に「妊娠されていますね」と聞き、すごくうれしかったです。
しかし、3月9日の夜中から高熱(38度〜39度)が出て病院に行ったところ、インフルエンザの診断を受けました。薬として、ツムラの麻黄湯(27番)の薬をもらい、3月10、11日のうち3回薬を飲みました。妊娠初期の大切な時にインフルエンザにかかり、発熱が赤ちゃんに影響がないのか、また、薬も大丈夫なのかとても心配です。何かの本で妊娠初期の4週〜7週は特に薬の服用には慎重にと書いてありました。
 お答えいただければ嬉しいです。よろしくお願いします。

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回答 たまごママネット医師団
まずインフルエンザウィルスについては現在まで明らかな催奇形性は認められていません。また妊娠初期の高熱が流産のリスクを高めるという報告もありますが、経過を見てちゃんと育っていれば大丈夫でしょう。漢方薬については現在まで催奇形性は報告されていませんので、担当医師の指導に従って使用されてもよいでしょう。

実際のところ毎年冬場になるとインフルエンザにかかる妊婦さんは決して少なくありませんが、それで胎児に悪影響が出たという報告をほとんど聞いたことがありませんので、あまりご心配にならないようにしてください。
衣笠先生 尼崎医療生協病院産婦人科 08.3.13

岡 憲史先生 オカ・レディース・クリニック 神戸市北区大原3-8-1 
竹中 義人先生 大阪労災病院 小児科  大阪府堺市長曾根町1179-3
岡村 博行先生 岡村産婦人科医院 大阪府堺市槙塚台1丁-11-3
衣笠 万里先生 尼崎医療生協病院  兵庫県尼崎市南武庫之荘11-12-1
石井 廣重先生 石井第一産科婦人科クリニック 静岡県浜北市小松4498-5
池川 明先生  池川クリニック 横浜市金沢区大道2-5-13
小野吉行 先生  小野レディースクリニック 兵庫県小野市西本町538-3
江見信之 先生  
小野レディースクリニック 兵庫県小野市西本町538-3
おがわ あさこ先生 ごきそレディスクリニック 名古屋市昭和区阿由知通 3-10
北島 博之先生 大阪府立母子保健総合医療センター 大阪府和泉市室堂町840
磯辺先生 いそべクリニック 愛知県安城市安城町宮前105
大牟田智子先生 春日助産院 福岡県春日市昇町6-102
その他 産科医師・小児科医師・助産師