育児相談 育児不安

一歳十一ヶ月の息子が意味のある言葉をほとんど話さず心配です。
日常生活においては、成長もみられ、こちらの言っていることは理解しているように思います。名前を読んだら「ハイ」と答えるほか、パパ、ママ、飲み物を飲んだときに「おいし〜」と吐息のようにはいいます。
気になることは、何かを指さしたり、手を動かして、宇宙語をしゃべり続けていることがあります。
異常なこだわりではありませんが、ボタンを触るのがすきで、時折自分の服のボタンを探して触っています。また、なんでも片手をあげて、「ハイ」と答えます。
「コレ好きな人?」と聞くとまたハイと手をあげ、すぐにコレ嫌いな人?と聞くと同じようにします。そういう意味では、こちらの言うことを理解していないのです。
また、写真を見せて、これはだれ?と聞くと、言えるはずのパパもママも言わず、なんだか嫌がるそぶりをします。
大人やテレビのマネもよくしているし、少し年上のお友達とも楽しく遊んでいます。
一見問題なさそうなんですが、一歳半くらいから言葉の面で進歩がないと思えます。
上記の行動で、発達障害などを疑ったほうがいいのでしょうか。

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回答 たまごママネット医師団
言葉の発達は個人差が大きく、遅いと思っていてもあるとき急に堰を切ったように話し出すことがあります。言葉が遅いことが発達の遅れとすぐに結びつくものではありません。
正常範囲と考えてよいかは、言っていることをどのくらい理解しているか、他の発達は月齢通りに進んでいるかなどを見て判断します。質問の中で判断することは出来ず、細かなことを聞きながら全体の評価をして判断する必要があります。子どもの発達に理解のある小児科で経過を見てもらうことで安心できます。まずはかかりつけの先生に相談してください。
家ではテレビをなるべく付けないで、抱っこをして本を読んであげる時間をつくってください。子どもに何か言わせようとすると警戒してますます話さなくなることがあります。返事を期待するのではなく、本読みや話しかけを増やし言葉の環境を豊かにしてください。
渡辺眞史先生 10.12.17


新生児期からあまり寝ないので心配です。
育児相談室への相談です。現在生後1ヶ月の息子がいます。
新生児の時から、あまり寝なくて心配です。
 新生時期実家で過ごしたのですが、環境がわるく、うるさかったり暑かったり寒かったり、両親とけんがばかりしていたりと散々な環境でした。
そのせいなのかと後悔しています。
 トータルで5,6時間しかねてくれません。 睡眠中のいきみもひどく、いきみながら泣いて苦しくて、毎回起きてしまいます。睡眠時間が短いのはそのせいもあるかもしれません。
現在1ヶ月になり自宅に戻りましたが、以前よりは寝るようになり、それでも10時間くらいです。やはりいきみがはげしく、毎回いきみで起きてしまいます。
 完ミなので便がかたく、便秘がちで、1日一回麺棒浣腸をすると大量のうんちを出します。
 睡眠時間があまりにも少ないのですが、脳や精神などの発達に影響を及ぼさないか心配です。
 とくに新生児のときがあまりにもねていなかったので、心配です。

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回答 たまごママネット医師団
基本的に赤ちゃんには睡眠不足はありません。眠ってないように見えても必要な時間は眠っているものです。赤ちゃんはお母さんと同じような気持ちになります。実家でお母さんが落ち着かなかったとしたら赤ちゃんも落ち着かない気持ちがあったかもしれません。でもそれで睡眠不足になるとは考えなくても大丈夫です。
 どのくらい大きくなっているのか書いてありませんが、1〜2ヶ月の赤ちゃんでは、順調に発育している赤ちゃんほど良くいきみます。良くいきむとすれば悪いことではなく、むしろ良く育っていることを伺わせます。お母さんが心配している“睡眠不足”で赤ちゃんに障害が起こることはないと思います。
 便も人工乳の赤ちゃんでは早い場合1ヶ月頃から2〜3日に1回の排便になることがあります。これもお腹の発達に伴う変化ですから便秘ではなく正常な状態です。
 心配な気持ちが強い子育てをしていると赤ちゃんも不安な気持ちを持ったまま成長し、何らかの影響を受けることが考えられます。
今、お母さんが心配していることは赤ちゃんにとって心配のないことですから、もっとゆったりとした気持ちで赤ちゃんと触れ合ってください。
渡辺眞史先生 09.8.25

我が子をいらいらしてしまう。そんな自分がつらい。
今、一才二ヶ月の子どもがいます。
まだ何もわからない、泣くことでしか訴えられないのに、泣かれる とつい苛苛してしまい、暴言を吐いてしまいます。
そういう時は一呼吸おいて接しようと思っていますが、その時にな ると言ってしまいます。
後からもの凄く後悔しますが、自制できません。
心に余裕があるときは同じように泣かれても優しい声をかけ、我が 子もすぐに落ち着きます。
私が怒ることで我が子はびっくりして余計に泣いてしまいます。
我が子は大人しく、とても良い子です。本当にかわいいです。
でも泣き声を聞くと変なスイッチが私の中で入ってしまうのです。
私のエゴです。
本当に辛いです。
酷いときはお尻ペンペンも軽くしてしまいます。
エスカレートしないか自分でも怖いです。
こんな自分が居て、自分も親にされていたのかもと思うと、とても 悲しくなります。

本当に私は自分勝手です。
誰にも相談出来ません。
回りは皆、我が子に優しく優しく接しています。
私も優しく接していますが、スイッチが入ってしまうのです。
辛いです。

どうやって断ち切れば良いのか…
断ち切りたい!

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回答 たまごママネット医師団
まず、文面の中でお母さんは「誰にも相談できない」とおっしゃっています。
でも、メールでしっかり相談されていることは母親の立場として勇気のある立派なことだと思います。
「断ち切りたい!」と自分が変わらなければならないと思っておられるますよね。
そのように思っておられることは非常に大切なことですし、いくらでも変わる可能性はあります。
ただ、子育てというのは思うようにいかず、イライラすることの連続です。
耳にキンキンひびき、つんざくような泣き声をきくと、いくら自分の子がかわいくても叱りつけたり、たたいてしまうような衝動にかられることは、どこのご家庭でもあることだと思います(事実、私もスイッチが入ったことがありました。後で反省しましたが・・・。)。
ですから、お母さん一人の問題ではなく、子育てするご両親が共通して克服しなければならない課題だと思うのです。
ただ、子どもさんは1才2ヶ月でお母さんは、お母さんになられて1才2ヶ月です。まだまだ、お母さんとして成長してゆく部分はたくさんあります。子育てして楽しかったこと、つらかったこと、わからないこといっぱいいっぱいだと思います。
きっと生まれてきてくれてよかった〜と思えることもいっぱいあると思いますよ。
スイッチが入ってしまうと、そのときに切るのはなかなか難しいです。ただ、ひとつの工夫として今日は何回スイッチが入ったのだろうと後で振り返り、自分で回数をチェックするのもよいでしょう。
そして、昨日より今日、 今日より明日、そのスイッチの回数が少なくなれば、自分で自分をほめるようにしてください。
回数が多ければ、反省して、明日少なくなるようにがんばってみようと考えればよいでしょう。
スイッチの入る回数と子どもさんが泣く回数との関係をみていくのいいかもしれません(関連する場合もありますよ)自分ではなかなか埒があかない場合は、地域の子育てサークルや保健所などで相談されるのも気持ちが楽になるかもしれません。
良い回答になっていないかもしれませんが、これからの、お母さんの子育てを応援したいと思います。
竹中義人先生(たけなかキッズクリニック 09.2.22


抱っこしてミルクを飲むことを嫌がるようになり授乳が苦痛になってきました。
四ヶ月になる男の子です。三ヶ月になる頃から急に抱っこしてミルクを飲むことを嫌がるようになりました。ミルクを飲ませようと抱っこをし、哺乳瓶をくわえさせようとすると体中を使って嫌がって泣くのです。それまでは普通に抱っこで飲んでくれていました。布団に寝かせた状態では哺乳瓶をくわえさせるとミルクを飲むのです。念のため小児科に行き診てもらいましたが口の中もそれ以外も異常はみられませんでした。
 生後2週間まではがんばって母乳をやっていましたが、私が体調を崩したため体力的にきつく完全ミルクに切り替えました。睡眠障害がありデパスを服用しているので夜の授乳は母がやってくれています。これまでも母や父に授乳をやってもらうことがよくありました。今は昼間はだいぶ調子もよくなったのでなるべく私がお世話をするようにしています。
  授乳以外は特に問題はありません。寝かせた状態でもミルクを飲む時によくむずかり時間がかかったりし、だんだん授乳が苦痛になってきたりします。ミルクを飲む量は一日6〜7回、一回に160ML位飲みます。これは息子のメンタルな部分の影響なんでしょうか?

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回答  たまごママネット医師団
お母さんも体調がすぐれない中、一生懸命がんばってきた様子がわかります。赤ちゃんは生まれてまもなくは同じ人(多くの場合母親)に相手をしてもらうことで安心し、その人に対し信頼関係を持つようになります。様々な人がそこに関わると赤ちゃんは混乱して、まわりの人との信頼関係をうまく作れなくなってしまうことがあります。
赤ちゃんはお母さんを嫌いになったのではなく、少し迷っている状態だと思います。お母さんが体調が良くなったのなら、まずゆっくり抱っこをして、やさしくお話をしてあげてください。お話は何でも良く、絵本を読んであげても、歌を歌ってあげても良いです。もう一度生まれたときに戻って、たっぷり抱っこと声がけをしてあげてください。
またお母さんに緊張や不安な気持ちがあると赤ちゃんもお母さんと同じ気持ちになって、お母さんとうまく心がつながらなくなります。薬をしっかり服用したり、心療内科で心理のカウンセリングを受けることでお母さんがリラックスできることがあります。お母さんがゆったりとした気持ちになると赤ちゃんの状態も変わってくると思います。
渡辺眞史先生 07.11.22

息子が私の言った通りに行動できなかった時、イラついて責めたてしまいます。
2歳半の男の子です。
息子が私の言った通りに行動できなかった時、簡単なことなのにどうしてできないのかイラついて「どうしてできないの?わからないの?〜するだけでしょ?」と責めたて、とまどう息子の様子をみて、頭でわかっててもまだ思うように行動できないんだなと悟り、でも自分はイライラしてるので「もういいわ。〜しなくていいよ。」と言うのですが、それは決して優しい言い方ではなく、諦めて突き放した言い方をしてしまって息子を泣かせてしまいます。「どうして泣くの!?もう〜しなくていいって言ってるやんっ!」と泣かれると私もイライラがピークに・・・でも、ボロボロ涙をこぼしてヒックヒックしながら「〜できない。〜難しい。〜しなくていい。」とたどたどしく言う姿を見て、あぁまたやってしまった。と思うのです。「〜難しかってんな〜しようと思ったけどでけへんかってんな。それやのにお母さん怒るから悲しかってんな。ごめんな。
もういいよ。お母さん怒ってないよ。」と慌てて慰めます。私が怖いのか、息子はいつも私の様子を伺って行動してるように思います。息子が臆病なのは私のせいもあるかもしれません。

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回答  たまごママネット医師団
子どもを育てているほとんどのお母さんが感じていることではないでしょうか。お母さんからみれば何でこんなことができないの、この前も教えたのに、何でそんなにゆっくりなの、○○ちゃんはできるといってたのになどついイライラして怒ってしまいます。
でも子どもからみればまだ経験不足のためや身体も機能が成長していないためうまく、早くできないことが多いのです。ことの展開を読んで物事をすることがまだできませんから失敗ばかりします。
指の機能が未熟なためボタンを留めたり、服や靴を脱いだり来たりすることが早くできません。
大人からみれば簡単なことも子どもにとってはひどく難しいことで、毎日毎日、何回も何回も繰り返すことによって上手にできるようになるのです。
 子どもができないことを責めることを“怒る”と言います。ついつい一日に何回も怒ってしまいます。
子どもにとってできないことを責められてもどうすることもできません。そうすると子どもはやる気をなくし、なるべく怒られないようにと親に従順な気持ちを持つようになることがあります。親の顔色を常にうかがって行動する子どもです。“怒る”ことはなるべく少なくしたいものです。
  怒りたくなったら一つだけ我慢してみてください。今までより一つ我慢するだけでずいぶん変わってくると思います。
してはいけないことを教えることを“しかる”といいます。人を責める言葉を言ったり、社会のルール・マナーを破ったり、迷惑をかけたり、身体に危険があったりなどこれから社会生活をする上でやってはいけないことを教えることが“しかる”です。また社会に出てからたくさんの失敗をすることは許されません。
子どもの時代に何にでも積極的に挑戦して、いっぱい失敗して、なぜできないのか、どうしたらできるのかということを経験することが将来社会に出て自分の能力を発揮するために大切なことです。“しかられる”、“失敗する”ことは子どもが成長する中で大切なことです。
「ピグマリオン効果」という言葉があります。子どもは親が望んだ方向に育っていくという意味です。
  おまえはできない子だ、やることが遅くだめな子だ、何でそんなに馬鹿なんだなど子どもを否定する言葉をたくさん言うと子どもは自分はそのような子なんだと思い持っている能力を発揮できなくなります。
  反対におまえはなんて優しい子なんだ、自分でがんばって偉いね、今日はこんなことができるようになったね、上手だねなど
と何かできたときにほめる言葉をかけてあげると、子どもはうれしくなりもっとがんばろうという気持ちになり、積極的になり自分の持つ能力を最大限に発揮できるようになります。
 子育ての中でお母さんの苦労は並大抵のものではありません。
いい母親になろうなんてがんばる必要はありません。少しだけ子どものいいところを探してみてください。
きっといくつものいいところがみつかるとおもいます。こんないいところを持っていたんだということに気づくと子どもをみるのが楽しくなります。 渡辺真史先生  07.4.1

1歳5ヶ月ですが言葉がでず目線を合わさず目をそらし、名前を呼んでも振り向かず心配です。
次男です。3週間早く生まれ3160gでした。6ヶ月迄は混合、以降はミルクのみ、現在食事の後にフォローアップです。
首座り、お座り、ハイハイなど平均より遅く、歩き始めが1歳3ヶ月。現在もヨチヨチでよくシリモチをつきます。
長男が2歳になる前に次男誕生し長男にもまだ手がかかるので次男にあまり構ってあげられない日々です。
次男に話かけたりもあまりしていませんでした。現在、言葉は全くでません。目線もあいにくく合ってもすぐそらします。
TVを見たりくすぐるとよく笑いますが微笑みかけても微笑み返しません。
空腹時、抱っこ要求、眠たい時はグズります。それ以外は殆どグズりません。やりたい事を禁止された時は「キャーッ」と怒ります。
名前を読んでも振り向きません。
指差しできません。TVを見てるとゴキゲンなので家事の間などTVをよく見せています。
「頂戴」や「ダメ」も分かりません。
私が座ると「あー」と嬉しそうに寄ってきますが私の顔は見ずに下を見て歩いてきます。
同じ位の子と比べるとできる事も少なく、言葉も理解していない様でとても幼く感じます。何か障害が?と気になっています。

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回答  たまごママネット医師団
お話の内容だけからでは、自閉症です。自閉症は、生まれるまでの問題で生じる疾患で、生まれてからの環境で起こるものではありません。
しかし最近、自閉症と診断される、自閉症と区別が困難な愛着障害と呼ばれる疾患が増加しています。人間は人として生まれて人間の間で社会性やコミュニケーションの能力を獲得して人間に発達します。1歳前の言語環境は後のコミュニケーション能力を獲得するためにとても大切な時期です。テレビビデオの前に放置されると、言葉のやり取りはなく、社会性も、コミュニケーション能力も身につきません。
テレビビデを点けられていただけでも、家族の会話が減り、言葉が遅れることが報告されています。例えば、
1歳6か月健診時の有意語出現の遅れとテレビビデオが点けられていた時間との関係を調べた報告があります。
テレビ、ビデオが点けられている時間が
4時間未満の児と比較して
4時間以上
 有意語出現が遅れる確率  1.2倍
8時間以上
 有意語出現が遅れる確率  2.1倍
乳幼児期からビデオを一人で一日に2〜5時間、繰り返して視聴した3歳児10名の行動様式についても以下のように報告されています。
友達関係が持てない
遊びが限られている
気持ちが通わない
積み木などを何かに見立てて、想像して遊ぶことができない
自分から話しかけようとしない
他の子どもが近寄ると避ける
視線が合わない
ごっこ遊びをしない

この行動様式は自閉症の子どもたちに見られる行動様式に類似します。
1歳半から2歳ごろまでは脳内で、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質を介して情報交換を行う神経線維が多く、この時期は、社会性の発達や、コミュニケーションの発達に重要ですので、テレビビデオを消して、本の読み聞かせを毎日最低10分以上行いましょう。周囲の人に助けを借りて、長男の面倒も見てもらい、いらいらしたり、不安が強くなったりするような環境を作らない努力をし、自分自身が、感情豊かになり、言葉の多い環境を作りましょう。
  本の読み聞かせにより、読む人の精神も安定します。注意点は、本の読み聞かせのときに、子どもにページをめくらせない様にする事です。子どもがどんどんページをめくっているときには、聴覚による言葉の刺激が入らず、視覚ばかりが優先され、いつまでも落ち着かず、言葉も増えません。うまく行くと、1か月ほどで変化が出てきます。また、父親の参加が不可欠です。もし母子家庭であるなら、心を許せる誰かに協力してもらうほうがよいでしょう。
  実母、実父、友達、誰でもかまわないので、母親の精神の安定が必要です。母親の実母が協力的であることはとても大切で、実母との関係が悪いときには、もともと実母との間に関係性障害があり、その関係性障害が世代間伝達し、子どもとの愛着障害の原因になっていることがあります。
 もし3か月たっても変わらなければ、児童精神科か、小児科の発達外来を受診し、本来の自閉症との鑑別が必要になります。
白川先生 福岡新水巻病院小児科 07.1.5

睡眠不足と、食欲がなく、以前もらったセパゾンを服用しました母乳への影響について教えてください。
今、産後17日経ちましたが、一昨日くらいに過呼吸に「なりそう」になりました。
少し脂汗みたいな感じで、あとは落ち着かない感じになって、お見舞(お祝い)の人が来てくれても、できれば会いたくないという感じになりました。
授乳で眠れないのは仕方ないですが、睡眠不足と、食欲も今ひとつで、悩んだ結果、以前にもらった薬が手元にあったので、飲んでしまいました。
セパゾン1mgを半分にカットしたものですので、0.5mgになると思うのですが、一昨日、昨日と2日続けて1日1回0.5mgずつ飲みました。
赤ちゃんが、2000グラムと小さかったので、なるべく母乳はあげたいと思っています。
毎回、ミルクを足さないと足りないですが、出ることは出ています。
「医薬品医療機器情報提供ホームページhttp://www.info.pmda.go.jp」というサイトで見たところ、セパゾンに関して授乳中についても記載がありました。
子どもへの薬の影響があるか?ということと、薬を飲むことで治まった場合に、続けて服用して大丈夫なのか?という不安があり、質問させていただきました。

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回答  たまごママネット医師団
風邪や胃腸炎などに使う薬は多くの場合薬を飲みながら母乳を続けても問題はありませんが、向精神薬の場合一定の注意が必要になります。
セパゾンについては母乳との関係で詳しい記載はありませんが、ジアゼパムに似た薬のためジアゼパムと同じ考え方をします。ジアゼパムは母乳中に移行し、蓄積性があると考えられていて、「悪影響の報告はないが注意を要する薬」とされています。頓服として具合の悪いときに服用するのであればあまり心配なく服薬可能ですが、連日服用の場合には注意が必要です。
  薬が必要で母乳も続けたいという希望があるならば、赤ちゃんの様子に注意をしてください。
赤ちゃんの活気、哺乳状態、眠気などに注意をします。元気がない、飲み具合が少ない、体重が増えなくなった、寝る時間が異常に長いなどの時には小児科で赤ちゃんの状態を見てもらう必要があります。
逆に、薬を飲んでいても赤ちゃんに何も変化がなければ大きな心配はありません。薬は授乳のすぐ後に服用することで、薬の影響を少なくすることができます。
 お母さんが薬を飲むことで安心し、ゆっくりとした気持ちで赤ちゃんに接することができるなら、赤ちゃんにとってもうれしいことだと思います。
  薬を飲んだら母乳をあげてはいけないのではなく、お母さんのため、赤ちゃんのために少し赤ちゃんの様子に注意をしながら母乳を続けてみてください。
渡辺眞史先生 06.10.23

常に抱っこをしていないと泣いてしまい、日常の事が何も出来ません。
こんにちは、1ヶ月と10日の息子(3900g)のことでご相談があります。
抱っこをしているとぐっすり寝ています。自分の食事も顔を洗うのも泣かせておかないと出来ません。おっぱいをあげて腕の中で眠るのでそっとお布団に寝かせるのですがすぐに起きて泣き出してしまいます。なので、夜の授乳後はそのまま胸の上に乗せてソファーで寝ています。たまにお布団に運んで私の腕枕のままで寝ることはあります。
1ケ月検診を終えてから、日中散歩にいったり、なるべく遊んだりして起きてる時間を作ったりしているのですがあまり効果はありません。
ぐっすり眠れていないからすぐに目が覚めてしまうのでしょうか?月数がもう少し進めば置いても寝るようになりますか?母乳とミルクの混合です。今の体重でしたら抱っこをしたままでも寝れますが、これからどんどん体重が増えていくのでそうも出来なくなるので不安です。くだらない質問かもしれませんが、宜しくお願いします。

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回答 たまごママネット医師団
抱っこしていないと泣く赤ちゃんなのですね。
日常の些細なことさえ思い通りにならず、大変な日々をお過ごしのことでしょう。 けれど、見方を変えると悪いことばかりではなさそうです。そもそも哺乳類の赤ちゃんは、自分で思うままに動くことが出来、餌をとれるようになるまで、必ず母親が肌身離さず一緒に過ごします。それが出来ない時期の赤ちゃんは、母親から離されることに死の恐怖を感じるようです。
また逆に言えば、母親に常に抱かれている時間が、赤ちゃんには唯一無二の至福の時とも考えられます。
一人で置かれると泣く赤ちゃんは、お母さんの抱っこが大好きで、なおかつ自分の安全を保証してくれるのが母親であることを分かっている、聡明なお子さんではないかと思います。
  今は大変でしょうが、母親に充分に愛情をかけてたくさん抱かれた子は自律も早く、情緒も豊かに育ちます。
あと半年ほどは、家事などは思い通りにしようとせず、どうか赤ちゃんとの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。スリングという抱っこひもが抱っこの負担を軽くするお手伝いになるかも知れません。また首が座ればおんぶで多少の家事も出来ます。 大人の思い通りになってくれたら・・・と、思えば思うほど、赤ちゃんとの間に軋轢が生じやすくなります。
  ここはこちらが諦めて楽しんで振り回されてみるのが得策のように思います。
朝、日が昇る頃にしっかり陽の光を浴びるよう習慣づけると、夜はよく眠れるようになっていくようです。
今は先の見えないトンネルにおられるように思われるでしょうが、必ず終わりはきます。肩の力が抜けるとよいですね。
 若松寿美恵 助産婦 06.6.12

2ヶ月の男の子の赤ちゃんとの接し方がつかめず不安ばかりの毎日です。
2ヶ月の男の子(3370g;5060g)について。日当たりのいい部屋で寝かせていますが泣くたびに1日そこで過ごすと逆に私がストレスがたまってしまい好きな家事をしたいのですが泣かせてまでするべきか本当は赤ちゃんの相手をしないとダメではと考えていつも悩んでしまいます。また縦抱きが大人しくなるのですが肩こりが辛くついつい抱っこをやめて泣かせてしまうことも多いです。その場合5分から15分で泣きやんで10分から数10分寝ています。自分が頑張ればいいのですが体力がついていかず最後には泣き声にイライラしてしまい、それが赤ちゃんの心の発達に影響しないかとも不安です。赤ちゃんの機嫌のいい時はガラガラを目で追わせたり話かけたりしているのですが泣き出すと抱っこして、でも自分が疲れて泣かせてしまう。こんな風に接していてちゃんと育ちますか?また抱っこすると泣き止むということは母乳が足りていると考えていいですか?昼間たまにミルクを足して抱っこしていると寝る時が多いです。夜はだいたい9時に母乳とミルクで4時まで寝ます。赤ちゃんとの接し方がつかめず不安ばかりの毎日です。

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回答  たまごママネット医師団
 人の体は200万年間生理的には大きな変化無く、赤ちゃんは今も200万年前も今もほぼ同じような状態で産まれてくると考えられます。何故赤ちゃんは泣くのかを考えてみると,命にかかわる重大事に泣くのであろうと考えられます。飢餓状態にさらされたときと、他の捕食肉獣に食われるかもしれない危険性を感じるとき。
 
人の実験では、生後8週以降の乳児を対象とした母子分離実験があります。母親と同じ部屋で5分間あやしたり、話しかけたりしてもらい、その後母親が静かに部屋から出ていくと、乳児の額の体温が下がることが証明されています。
自律神経が緊張して、額の血管が収縮し、乳児が緊張状態に陥ることを示しています。ラットの実験では人の乳児に相当するラットを放置すると、最初は母親を求めるように泣きますが、そのまま放置され続けると、泣き止みじっとして動かず体温の低下が始まり、24時間後に亡くなります。
 泣き始めるとまもなく、成長ホルモンの分泌低下が始まり、生きる能力が低下し始めます。泣き止む頃には、ストレスホルモの一種であるステロイドホルモンのグルココルチコイドの分泌が増加し、通常の1000%程度まで増加します。このホルモンは脳の記憶や学習能力、ストレス耐性に関わる海馬と、情動の中枢である扁桃体などに作用し、いずれも将来的に萎縮するように働きます。将来、学習能力が低下したり、ストレスに弱い状態に陥ったり、感情のコントロールが上手く行かなか?りすることがあります。
一方、いつも抱っこされて、心地よい思いを与えられると、乳児の脳内でオキシトシンと呼ばれるホルモンが産生され、グルココルチコイドの分泌を押さえ、脳をストレスホルモンの影響から護ることが分かっています。また、乳児期に心地よい思いを与えられ、乳児期に脳内でオキシトシンが産生されたマウスは、将来子育て行動を取ることができると報告されています。
子育て行動を上手く行うことができても、母親と子どもとが二人だけになることは危険で、猿山のサルは、集団生活をしていると問題なく育児ができていても、集団から離され母親と子ども二人だけにされると、母親が子どもを攻撃するようになります。
 子どもと接することができず、外来で接する治療を行っている母親のほとんどは、抱っこされたことがない、母乳を与えられたことがない、ほめられたことがない、厳しくしつけられたなどの不適切な養育環境が隠れています。
  泣いているわが子を見て、抱き上げたいと感じるか、強い不安に襲われたり、イライラしたりして抱き上げたくないと感じるかは、本人が子どもの頃に受けた養育環境に左右されるようです。児童精神に関わる精神科の医師は、生後6か月頃までの期間が最も大切であろうと述べています。
  生後6か月は母乳だけで充分な栄養補給ができる時期で、その間は常に抱っこして、心地よいお思いを与えることが重要であろうと考えられます。母乳育児はとても大切で、これまで述べられてきた効用以外にも、母乳中に分泌されるオキシトシンを吸入すると、母親も子どもも、相手を信頼できるようになる可能性が考えられています。その間、育児は母子だけで行うものではなく、誰かが傍にいて見つめたり支えたりすることが必要です。
  核家族化が進み、育児を支える環境が整わず、あっと言う間に生後6か月は過ぎてしまいます。
また、残念なことに、最近は、幼児期からの外遊びが少なく、十代の運動も少ないためか、背筋力が戦後一貫して低下し、背筋力を体重で割った背筋力指数が低下してしまいました。
背筋力指数が1.5を下回ると、抱こすると腰を痛めてしまします。
日本人女性の背筋力指数は多くの場合1.5を下回っています。生後6か月間の育児はとても大切で、その間を上手に経過できると、その後は良好な育児環境の習慣ができて、大きく崩れることはなさそうです。
  外来にお見えになる7か月健診時の親子の姿を見せていただくと、とても良い状態と、とても悪い状態の方々は、将来の姿が浮かびます。育児上手く行かないことには、多くの因子が関与します。特に自分が受けた養育環境の影響が気付かないところで大きく影響しています。
何とか、糸口を見つけて、接することができるように考えてみてください。他人を信頼して、助けを借りて育児してください。二人だけは危険です。
補足
 未熟な大きな脳を持った霊長類はその脳が完成し、独り立ちできるまでは、親は間違いなく子どものための存在で、子どもが親のための存在になった時をabuse:虐待と呼びます。子どものための存在となるにはどうすべきか最善の答えはなく、答え探そうとすることが大切です。白川先生  産業医大小児科 06.1.16

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