育児相談 生活リズム&睡眠

助産師から頻回授乳過ぎるので2時間あけるように指導を受けましたが睡眠が浅く心配です。
生後3週間になる娘の母親です。出産時2798 退院時(5日目)2708 2週間健診時3264母乳のみです。2週間健診のときに一日61グラム増加していて10〜15分で100グラム飲んでいました。次の日ぐらいから夜、全く寝なくなって、パニックを起こすかのように泣くようになりました。抱っこしていないとずっと泣いています。3〜4日続いたので、一度助産師さんに相談しました。母乳が出すぎているので、胃とお腹がパンパンになって苦しくて、寝ないでないてるのではないか、いままでは、欲しがったらおっぱいを与えていましたが、(一日10回から14回くらいです)それをせめて2時間はあけておっぱいを与えるようにアドバイスを頂きました。
お腹はすごく出ています。うんちは少なくても一日2回はします。昨日の夜はちょうど、二時間おきにおっぱいをあげて、うつうつしているという感じでした。ただ、一日を通して眠りがずっと浅いのではないかな?と気になります。
よく声を出しますし、昼間もぐずぐずしている状態であまり寝ません。時計ばかりを見て、おっぱいをあげていいのか、どのくらいおっぱいをあげたら、赤ちゃんにとって良いのかで悩んでいます。アドバイスお願い致します。

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回答 たまごママネット医師団
赤ちゃんが眠らないといって心配することはありません。
赤ちゃんには、夜とか昼とかまだわかりませんが、自分で必要な分きちんと眠ります。
むしろお母さん自身が十分に睡眠をとるように心がけて下さい。
 時計など気にせず赤ちゃんが欲しそうにしたら泣く前に授乳してください。
お母さん自身の心の状態が赤ちゃんに影響するときもあります。
ご主人などに手伝ってもらえることは手伝ってもらって、お母さん自身が疲れ過ぎないようにしていると赤ちゃんも落ち着いて来ると思います。
平林先生 大阪市立十三市民病院小児科 10.4.24


授乳と赤ちゃんの生活のリズムについて教えてください。
1ヶ月になった3506gの男の子の育児相談です。
生まれたときは、2790gで、体重は順調に増えているようです。
つい1週間前から、混合から母乳のみになりました。(病院で計測したら80ml飲んでいました)数日前から、寝る時に電気を消すと、眠そうにしていた目が「パッ」と見開き、興奮するようになってしまいました。その後、泣き出してだっこをしても泣き止もうとせず、ウトウトしたところで布団に寝かそうとするとまた泣き出し、次の授乳をしても何をしてもほとんど泣き止まず寝てくれません。(オムツもチェックしています)
添い乳をすると、布団に下ろすという行為がないため、吸い終わると寝てくれます。
そこで教えていただきたいのですが、
1授乳後、時間が空いていなくても、子どもが欲しがっていれば母乳をあげてもいいのか?
2寝かしつけるための添い乳はやめたほうがいいのか?(少し吸ってすぐに寝てしまうので、お腹はすいていないのかもしれません)
3一度寝ると、4時間くらい寝てくれるときがありますが、昼夜のリズムをつけるためのトレーニングとして、昼間は無理にでも起こしたほうがいいのか?
よろしくお願いします。
回答 たまごママネット医師団
 混合から母乳になったこと大変良かったと思います。
母乳は足りなくなるということはありません。簡単に言うと昨日飲んでくれた量+αを今日の予定量として作ります。授乳を続けていると赤ちゃんが必要な量をしっかりと作ることが出来ます。
1. 赤ちゃんがおっぱいを欲しがるのはお腹がすいているだけではありません。
  たとえば、お腹がすいておっぱいに吸い付いてもすぐに眠ってしまい、30分ぐらいでまた泣き出し欲しがることがよくあり  ます。
  おっぱいに吸い付くことにより安心感、幸福感で心を満たすことが出来たために飲むことを忘れてしまいます。
  しばらくするとお腹がすいていることを思い出しもう一度おっぱいを欲しがり今度はしっかり飲みます。
  おっぱいには心を育てるという役割もあります。
  時間ごとの授乳は心を忘れたお腹を満たすだけの飼育につながる考え方です。
  授乳の時間は赤ちゃんが欲しがったときに、またお母さんがあげたくなったときです。
2. 1ヶ月過ぎの赤ちゃんは抱っこから下に置かれたり、眠りかけに布団に寝かされると目を覚まし泣くことがよくあります。 これは私が多くの赤ちゃんをみてきて感じたことですが、この頃はお腹の中の環境から外の世界に出てきて不安一杯の時期だ と思います。お母さんに抱っこされ守られているという実感がないと生きていけないと感じているのではないでしょうか。こ のためにお母さんから離れたことがわかるとすぐに泣いてお母さんを呼ぶのだと思います。
  3ヶ月に近くなると赤ちゃんはお母さんから離れていても機嫌良く、喃語を話しながら、自分の手を不思議そうにみていたり 、明かりをじっと見ていたりし、泣くことが少なくなります。
  外の世界になれ始め、周りに興味を持てるようになったように思います。
  置くとすぐに泣くのはこの時期の特徴と考えられます。
  添い寝をしておっぱいを含むとすぐに泣き止むのはお腹を満たすのではなく安心という心を満たしていると思います。
3. 昼夜のリズムを考えることも大切です。
 赤ちゃんはお任せにすると夜型になりやすく、日中によく寝ていて夜は何回も目を覚ますようになります。これではお母さん が大変です。このため大人が生活する昼と夜のリズムに赤ちゃんからも参加してもらう必要があります。
  このため日中はみんなで声をかけたり抱っこをしたりたっぷりと赤ちゃんの相手をしてあげます。
  赤ちゃんがいるから静かにではなく、にぎやかなことも赤ちゃんによい刺激を与えます(テレビの刺激はよくありません)。 長く昼寝をしていたら少し早めに抱っこをして刺激を与え目を覚まさせ授乳しても良いと思います。
  母乳はちょこちょこ飲み になります。夜は静かにゆっくりの雰囲気で授乳をします。
  この様に昼夜のメリハリをつけることでに中目を覚ましている時間が多くなり、夜は長く寝てくれるようになります。
渡辺眞史先生 10.3.2

赤ちゃんの睡眠に関して無知なため教えてください。
娘は6ヶ月になるました。ここ10日程前から夜の睡眠が今までと違ってきました。夜泣きなのかそうでないのか初めてでわかりません。症状は30分〜1時間又は1時間半間隔でぐずり、少し様子を見てると泣き出します。その為添い乳や授乳したり横抱きをすると指しゃぶりをしてすぐ寝てしまいます。というより抱きあげると泣きやみます。また完全母乳で育ててます。おっぱいが足りないのでしょうか?今までの娘の睡眠リズムを記載させていただきます。1ヶ月迄昼2〜3時間睡眠夕方から泣き続け夜11時頃から朝方5時頃まで授乳寝る降ろす泣くの繰り返し2ヶ月から昼30分寝るだけで降ろすと起き泣いて抱いてれば2時間でも寝る。夜は2〜3時間寝るようになる。3ヶ月からは相変わらず昼間は降ろすと泣くため抱きっぱなし夜は4時間間隔になる。4ヶ月になると昼寝は降ろしても30分〜1時間寝れるようになり夜は1回の授乳になる。5ヶ月になると自分で指をしゃぶり30分〜2時間寝れるようになり夜は1回の授乳のまま。乱文長文で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。

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回答 たまごママネット医師団
赤ちゃんの睡眠は成長に伴って変化します。
今までの睡眠リズムは月齢毎の一般的なリズムと考えられます。
6ヶ月頃から夜間に目を覚ますことが多くなることは乳児健診の時にもよく話題になります。この頃から赤ちゃんの興味が外に向かうようです。
  様々な経験が脳を刺激し、睡眠中の浅い眠りを多くします。
夜間に目を覚ますのは脳の発達と関係すると考えられますので、一つの成長の段階と考えてください。完全母乳で添い寝をしていると赤ちゃんが浅い眠りになるとお母さんも浅い眠りになり、多くの場合、赤ちゃんがすっかり目を覚ます前に目を覚ますことができます。そのようなときには起き上がらずにすぐに添い乳をしてみてください。
  お腹が空いているのではありませんから安心して寝てくれると思います。
赤ちゃんはどんどん成長しますが、不安など多くの刺激があるとお母さんを求めます。
多くなったり少なくなったりその時々で変化がありますが、お母さんがそれなりの対応をすることで安心をもらうことができます。数ヶ月この様な睡眠パターンが続くことがありますが、今までどおりで良いと思います。
渡辺眞史先生 09.8.22

ねんねの時間になると、大泣きし、3〜4時間寝てくれず困っています。
1歳8ヶ月の男の子、この4月から保育所に通っています。
最初はなれなかったが保育所に行くのが大好きになりました。ただ今週、家に帰ってくると大なきするようになりました。
特に体調が悪いわけでもなく。急に暑くなったのか、と冷房を使ったり、あやしたりと。
ママやパパとの時間が短くなったからかともおもいできるだけ時間を掛けて遊んだり、ご飯を食べさせたりしています。ねんねの時間になると、大泣きし、3〜4時間寝てくれません。
日ごろは7時前に起き、7時45分頃保育所へ。
19時には家に帰り、ご飯、お風呂をして、21時はねんねするようにしています。いまは20時ごろから 、なき始め0時をすぎても寝ず、1時をすぎてやっと泣きながらんねんねしています。
まだ十分話せないことから来るものなのか、ただの甘えたなのか、夜泣きなのか、よくわからず困っています。
何かいい対処方法などあれば。ついつい大きい声で怒ってしまいます。なにがしたいかきいてもいやいやしか言わず、何をしてほしいかわからずこまっています。

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回答 たまごママネット医師団
お返事遅くなりまして申し訳ありません。
1歳8ヶ月の男児で、寝る前に大泣きして、親御さんは本当に大変な思いをされているでしょう。
これは、発達過程での子どもさんの自我の発達と関係しているように思います。
2歳前後になってくると、欧米では、大変な2歳児(terrible child)といわれていますが、親御さんにとっては大変に手がかかる時期になってきます。
ちょっとしたことで、なかなか親の指示や注意に従ってくれい、余計にかんしゃくを起こして泣きわめいたりってことは頻発します(ただ、その程度は子どもによって個人差はありますが・・)。
自我に目覚め、自分の思い通りにならないと自己主張したり、親をてこずらせたりということが多くなりますが、これも発達過程の現象のひとつだと思われます。
このような場合は、お子さんは感情が前面に立っていますし、理性的に考えられるような年齢ではないので、親が感情的に対応するとますます泣きわめくという状況が続きます。
子どもプライドをもっています。わがまま、甘えだと叱りとばすだけだと、それに反発する反応だけがでてしまいかねません。そこで、まず、日頃より、これはお子さんの発達段階が次のステップには入ったと考えていただいたらと思います。
その上でお子さんが、お兄ちゃんになったこと、彼ができるようになったことなどを褒めてあげることからはじめてみましょうか?例えば、保育所にお迎えに行かれたら、彼に頑張って通所したことをすごく褒めてあげる。
そして、一緒に喜んであげるなどから始めてみましょう。親からほめられたり、一緒に喜んでもらってつまらないと思う子どもはいません。
是非そこからはじめていただきたいと思います。
それでも、なかなか、事がうまく運ばなければ、信頼できる小児科の先生にご相談されることも必要でしょう。
竹中先生  たけなかキッズクリニック  06.7.22

夜に手足をバタバタさせて転がり回ったりおきて座り込んだりしますが理由があるのでしょうか?
現在1歳2ヶ月の男児の母です。最近、夜寝ているときに激しく動き回っているのが気になっています。夜寝かせてから1,2時間は静かに寝ているようなのですが、少し時間が経つと足や手をバタバタ動かしながら右に左にと、ごろごろ転がったり、突然起きて座り込んだりします。
そのたびに布団に寝かせて背中をトントンたたいてあやしたり、おっぱいを飲ませたりするとおとなしくなり、またすぐに寝てくれます。でも、30分もするとまたごろごろと動き回ったり・・・の繰り返しでそのたびに起こされて私自身、ほとんど熟睡できません。こうやって動き回ったり、突然座り込んだりするのは何か理由があるのでしょうか?
昼間は元気に動き回って、離乳食も毎日4回(おやつを含む)しっかり食べています。よろしくお願いいたします。

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回答 たまごママネット医師団
睡眠が浅い状態のようです。睡眠には深い睡眠と、浅い睡眠があります。深い睡眠の時には静かにほとんど動きませんが、浅い睡眠では脳が覚醒状態にあり寝返りなど体動がみられます。
  質問の動きはこの浅い睡眠にみられる動きのようです。
部屋が暑かったり、着せすぎの時に眠りが浅くなることがあります。
また、日中の運動不足や異常な興奮、不安などが眠りを浅くすることがあります。
  おっぱいを与えることで落ち着くなら今の対応でよいと思います。
もし部屋の中を歩いたり外に出ようとする行動がみられると「夢中遊行」と呼ばれます。このようなときには、戸締まりをして危険なものを子どもの周りに置かないようにします。いずれにしても、焦らないでそのうち治ると考えることが大切です。
親が神経質になり子どもの接するとますますひどくなることがあります。
日中しっかり外で遊ばせて少し疲れさせ夜ゆっくり眠れるようにすることも大切です。
渡辺眞史先生 06.6.7

子どもの生活リズムを直したいんですが。どうしたら良いですか。
娘の年齢は、1歳11ヶ月です。娘は、何かと昔からよくなきます。結婚してから私の性格が、イライラしやすくて、不安症です。だから娘も心が不安定なんでしょうか?穏やかに育ってもらいたいのですが・・・。
子どもの生活リズムを直したいんですが。どうしたら良いですか。私も疲れてまいっています。子どもの今のリズムは、起床9時・昼寝2〜4時・就寝11時です。夜は8時半には布団に行くようにしてるのですが、抱っこ・おっぱい・絵本、と何度も繰り返し、凄く元気でやっと眠りにつくのが、11時になってしまいます。もう、早く寝なさい!と何度もお怒ってしまいます。娘も仕方なく寝るような状態です。
いつも、優しいママでいたいのですが、できません。昼寝時も同じ状態です。自分も、娘を朝早く起こしたいのですが、夜中におっぱいや抱っこで起きるので、起こす気力体力がありません。私は精神的・体力的に辛いです。早ね・早起きのアドバイスをお願い致します。

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回答  たまごママネット医師団
 私の外来で、子どもの発達障害や、行動異常で母子ともに治療させていただいているお母さん方がいます。
そのお母さん方の多くは、実母との関係が悪く、子どもの時にがみがみ言われ、心地よく抱かれたことがありません。
結婚して子どもができて、何ともしれない不安がつきまとい、頭痛がしたり、夜眠れなかったり、物忘れがひどくなったり、イライラしたりなどの症状が見られます。
  子どもの姿に、記憶に上らない過去の思いが重なるようで、対象のない恐怖に襲われます。母乳がでている間は母乳を与えることでなんとか関係性を保っていても、母乳が終わってしまうと上記の症状がわき上がってしまいます。そんなときには子どもと楽しく過ごす練習がいります。
  外来ではイライラしないように内服していただいたりもします。ご主人にじっと静かに見つめていただいて、暖かく包み込んでいただけると改善する場合もあります。
育児する姿をほめてもらえると、イライラが消えることもあります。もともと育児は集団で行うべきもので、母と子だけになってしまうとそれだけで、不安定になってしまいます。
実母との関係が良いときには、実家に帰ると改善することもあります。母と子どもだけになることを避けることは大切な方法の1つです。
 睡眠不足はイライラの原因になったり、子どもでは落ち着かなくなったりします。
子どもの体内時計は25時間周期ですが、朝の光を浴びることで24時間に調整されます。朝の光を浴びることが最も大切で、食事や、昼間の活動、明るいうちの入浴などが24時間周期を維持するのに大切です。
子どもではよく昼寝をしますが、昼寝によって夜間の睡眠がとれなくなることがあり、そのような場合には、昼寝の時間を短くしたり、やめたりします。
昼寝せず、一緒に運動しては如何でしょうか。
夜間は豆電球の光でも眠れなくなる子どもがいますので、真っ暗闇にすることが大切です。
入眠前の本の読み聞かせは、多動児の治療や、言葉の遅れの治療としても行っていただきます。子どもにページをめくらせないことが大切で、叱って止めるより、最初は眠いときに本読みするとページをめくることをしないようです。声を出して本を読むと前頭葉が鍛えられ、自分の感情のコントロールをしやすくなることが知られており、本を読む母親のイライラが治まることもあります。それによっても、子どもの多動やイライラが改善することがあります。
  1歳児はどんなに遅くても、10時には眠っていることが大切で、眠ることで、酸素を取り込むときにできる毒性の強い活性酸素で傷ついた脳の修復と、脳神経回路の構築が行われ、イライラしない頭の良い子どもになります。
白川先生 産業医大小児科 06.3.10


7ヶ月の女の子の生活リズムについて質問させて下さい。
家の子の現在の就寝は午前2時、起床はお昼の12時、午後4時位にお昼寝という生活をしています。もっと早く寝かせようといろいろ試してみたのですが、9時10時に寝ても夫の帰りが遅く(11時〜12時の間)その音で目を覚まし、その後いくら寝かしつけても5時位まで寝れず結局寝るのが遅くなってしまいます。家の子は新生児の頃からとても敏感で、ちょっとした音で目を覚ましてしまうので、今は夫が寝るのを待って寝かしつけて2時に寝るという生活が続いています。こんな生活をしていて体に影響がないか心配です。よいアドバイスがあれば教えて下さい。宜しくお願いします。

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回答 たまごママネット医師団
 子どもの睡眠パターンは、成長と発達に伴い変化します。生後10週頃になると比較的まとまった眠りと覚醒が25時間の周期で現れます。この状態を放置すると、寝る時間が1時間ずつ遅れて行くことになります。
  24時間周期に同調するためには、朝に太陽の光を浴び、昼間は明るくし、夜は暗くする規則的な交代と哺乳、食事、入浴、周囲の人間との接触、昼間の活動が大切です。
特に光環境が大切で、睡眠を司るメラトニンと呼ばれるホルモンの分泌は光に大きく影響を受けます。
  朝の光を浴びず、昼間家の中にいて薄暗い環境で過ごし、夜電灯をつけて過ごしていると、メラトニン分泌は妨げられ、1日のリズムできにくくなります。
  厚生労働省の調査によると2歳児で22時以降に眠る子どもの割合は1980年には29%、1990年41%、2000年58%と報告され経年的に増加しています。
このことは1日のリズムができにくいこと、睡眠時間が短くなることを示しています。
  睡眠時間は、体の小さい動物ほど長く、フクロネズミでは18時間、ネコでは12.5時間、イヌは10.1時間、ヒトは8時間、ゾウでは3時間です。小さい動物ほど、呼吸数や心拍数が早く、代謝率が高いため、多くの酸素を消費します。
酸素を消費量が多いと、体内で産生される活性酸素の産生量も増加します。
活性酸素は生体にとって有害で、細胞を傷害したり、細胞の老化を促進したりします。細胞が分裂する臓器では新しい細胞ができ、傷害は消えてしまいますが、一部を除き新しく細胞ができない脳では、細胞傷害を睡眠、特に静かに眠っている時の睡眠が癒してくれます。代謝率の高い小さい動物ほど活性酸素の産生量が多いので、傷害が強く現れ、その修復に時間がかかるため、長い睡眠が必要なのかもしれません。メラトニンは、活性酸素を消去する機能があり、メラトニン分泌も脳細胞の傷害を軽減するのに有効と考えられます。
また、睡眠不足による生体リズムの乱れはステロイドホルモンの一種であるグルココルチコイドと呼ばれるストレスに関わるホルモンと、セロトニンと呼ばれる神経と神経の情報交換に必要な物質の低下をもたらします。
グルココルチコイドの低下によりアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患が悪化することがあり、セロトニン分泌の低下は、イライラしたり、切れやすくなったり、他人と上手に接することができなくなったりするなど情緒的な発達が悪くなることに関係しています。
脳細胞が傷害を受けることから知的な遅れも認められるようになり、適切な睡眠をとれない幼児には認知能力の遅れが見られ、それにより将来的に知的な低下がもたらされることも考えられます。
 寝る子は育つと昔から言われていましたが、成長に必要な成長ホルモンの分泌は、睡眠が減っても1日の分泌量は変わりません。寝る子は人間らしく育つと言う意味です。
まずは、暗くなるとともに電気を消し、朝の光を浴び、昼間は外遊びをすることが大切でしょう。生まれてすぐの頃から、あまり静かな環境に置くとわずかな音で目を覚ますことがありますが、今回は1日のリズムができていないので眠りが浅く過敏であると思います。白川先生 産業医大小児科 05.9.7



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