育児相談 時差ぼけ
息子(4ヶ月と3週間)の時差ぼけについて質問します。
1週間前に日本から戻ってきた(滞在記間2週間)のですが、息子(4ヶ月と3週間)の時差ぼけについてメールしています。
日本では時差ぼけも無く、飛行機でもぐずる事さえなかったのに、こちら(ニューヨーク)に戻ってきた途端にひどい時差ぼけになってしまいました。夜は眠らないのはもちろん、ねむりが浅いのか朝方寝たとしても1時間ごとに唸って起きてしまいます。朝日を浴びさせたり、昼間なるべく寝かせないようにしているのですが良くなりません。すでに1週間経っているので正常な生活に戻ってくれるのか心配です。以前は夜10時就寝、夜中1回オッパイ、朝7時起床、でした。
日本とニューヨークの時差はー14時間です。
家族全員めちゃくちゃな生活になってしまってどんどん深みにはまってます。
なにか良いアドバイスがありましたらと思いメールさせていただきました。

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回答  たまごママネット医師団
 時差ぼけは体内時計と、実際の時間とがずれることにより生じます。
地球を西向きに移動するときには軽く、東向きに移動するときには重くなります。太陽を追いかけて西に進むと夜になるまでの時間が長く、長くおきていることになります。逆に太陽に向かって進むと早く夜になってしまい、早く寝なければなりません。
もともと人間の体内時計は25時間で、太陽の光を浴びることによって24時間に修正されますので、早く寝ることよりも、長くおきていることの方が得意です。徹夜明けは眠りやすく、夜勤のため早く寝ることは不得手なはずです。
  体内時計は25時間ですので、毎日1日に1時間の時差を修正しています。1日で修正できる時差は1〜2時間程度と考えられているので、14時間の時差は修正に7日から14日かかることになります。
 朝の光を浴びて、夜は真っ暗にしておくと回復しやすく、豆電球や、目覚まし時計の蛍光でも眠れなくなる人がいます。内服治療も行われ、ビタミンB12を内服することで睡眠リズムが調整されることがあります。
  投与量は成人量の10分の1で効果があります。多量に投与しても尿中に排泄されるので心配ありません。アメリカでは市販されている睡眠ホルモンのメラトニンの内服も効果的です。投与量に個人差がありますので、少量から始めるべきで、0.1mgを眠らせたい30分前に1回内服させてみるのも1つの方法です。
 注意していただきたいことの1つに、乳児を長時間気圧の低い航空機で移動させると、地上にいたときに体内にあった空気が膨張します。肺の空気は膨張しても口と鼻から抜けますが、腸管のガスは拡張しても抜ける場所が無く過膨張し、ソケイヘルニア、横隔膜ヘルニア等の疾患に見られようにおなかの中の腸管が他の場所へ飛び出し、痛がったり、苦しがったりする可能性があります。苦しそうな時やいつまでも不機嫌な時は早急に小児科を受診しましょう。 
白川先生  産業医大小児科 05.11.19


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