育児相談 暴れる・暴力的

言葉使いや行動がとても乱暴で、おもちゃの包丁やハサミを常にもって離さず振りまわしていて不安です。
 2歳11ヶ月になる娘の事なのですが、言葉使いや行動がとても乱暴で、おもちゃの包丁やハサミを常にもってはなさずテレビなどでも、剣や包丁などの危ないものによく反応し、すかさずハサミを持ってきては「悪い人がきたら、これでやっつけてやる!」とか「殺してやる」などといいます。
「シュッシュッ」などと効果音をつけながら、ハサミやおもちゃの包丁をもって振り回したりもします。
激しく当ててきたりはしないのですが、近くまできては、それを繰り返します。
私が思う原因は「もののけ姫」や「風の谷のナウシカ」などのビデオに出てくる人のまねからだったと思います。、武器を持って戦うというのに、特に反応し、真似するようになりました。
私が怒ったりすると「殺してやる」とか言う時もあり、今後がとっても不安です。
今はそのビデオは見せないようにしているのですが、今更だったという感じです。
良いと思って見せていたのに刺激が強すぎたのだと思いました。
注意しても効果は全くありません。本当に悩んでいます。アドバイスよろしくお願いいたします。

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回答 たまごママネット医師団
行動異常は遺伝的に起きているものか、環境因子により起きているものなのかを考えた場合、双方がかかわる場合が最も頻度が高いことが知られています。言い換えれば、環境の影響を受けやすい遺伝子を持っている人が、環境の影響を受けやすく、異常な行動を起こしやすいことになります。遺伝的な要因は現時点では取り除けないので、マイナスの環境要因を取り除き、プラスの環境要因を加えることを考えなければなりません。まず、粗暴な行為が始まったら、黙ってその場から立ち去ることが有効でしょう。次にマイナス要因を取り除く必要があります。テレビやビデオの戦闘ものは見せない、あるいはテレビやビデオを消すことをします。また、テレビやビデオを長く見る人は、睡眠時間が短くなる傾向にあり、睡眠不足により、落ち着きがなく粗暴性が強くなることがあるので、睡眠時間を充分に取る必要があります。豆電球でも眠れないこともあるので、日が暮れたら暗くし、眠る時には真っ暗にするとよいでしょう。夜間の睡眠を妨げるような長時間の昼寝も避けるべきです。プラス要因としては、本の読み聞かせがよいでしょう。1日10分以上声に出して本の読み聞かせをすると効果的です。その時注意することは、子どもにページをめくらせないことです。ページをめくることに専念し、話を聞いていないことがあります。「お母さんの楽しみだからめくらないでね」とお願いします。しかし、それではうまく行かないことが多いので、子どもが眠そうにしてページをめくることができない時に本を読み聞かせ、めくらない習慣をつけることもひとつの方法です。また、10分以上声に出して本を読むことは、読む人が落ち着く効果もあるようです。次に親子で楽しく体を動かすことも有効でしょう。2歳を過ぎると父親に遊んでもらうほうがよいと思います。特に粗暴な状態の子どもの粗暴性を取るには、表に出ない、何となく感じる父親の威厳が有効です。そして、最も重要なことは、子どもに心地よさを感じてもらうことです。
白川先生  福岡新水巻病院小児科 06.7.10




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